探究型学習のエンジンになるノートを目指して!みんながアーティストになる『ノート学フェス』(後編)
前編にて、身体いっぱいに線や図形を描き、もりあがってきたノート学フェス。次はいよいよ、新たなノートに挑戦です!
※記事前編はこちら!
③新たなノートに挑戦だ~「おさらノート」「ふきだしノート」「脳内地図ノート」
今回は「おさらノート」「ふきだしノート」「脳内地図ノート」という、変わり種ノートに挑戦です。やってみたいノートにレッツゴー!
児童たちは、思い思いに挑戦したいノートの場所へ移動します。
その後、みんなで短いストーリーを聞いて、ノートを書いてみます!
それぞれが、ノートのかたちをいかして、手を動かしていきます。
そう、ポイントは「ノートのかたちをいかす」という点。ノートの形が、「次にこういうことかこう!」という思考を支え、発想をうみだしてくれるんです。
④ビッグノートで、先生のプレゼンを描こう
そして最後は、ビッグノート!
ビッグノートとは、A2サイズの紙を使うノートのこと。A2サイズは、デザイナーがプレゼンテーションの時に、己の思考、成果物をまとめて伝える最高のサイズなのです。
落六小のノートアーティストたちも、このA2サイズに初挑戦です!
先生のプレゼンテーションを描いていきます。
園舎ステージ、音楽室ステージでも、皆プレゼンを集中してきいて、一気に自分ならではのビッグノートを描いていきます。
そして、体育館ステージに全員が再び集まって、ビッグノートがならべられていったとき。児童たちの真ん中に、1本の川が現れました。
⑤ふりかえり~内省の川~
最後は、体育館を走る、大きな川をはさんでのふりかえりです。
一人一人が、丸い画用紙にふりかえりを書いて・・・
そうして、一人一人の思いが、川の絵におかれていって。
ノート学フェスはフィナーレをむかえました。
探究のパワーを生み出すもの
ノート学フェスを通じて、私たちは探求のパワーをうみだすものは、「個の自由な解釈」と、「解釈を見せ合う、語り合うこと」だと感じています。
「そのとおりに写す」ではない、一人一人の自由な解釈を表出させて、大事に捉えていくこと。そして、その解釈を集めることで、複眼的に事象を捉え、共有知としていくこと。
その共有知が、また一人一人の刺激となり、新たな探究を生むのです。
もちろん、個の解釈を考えることは、とても大変なことです。
ましてや伝えていくには、勇気がとてもいります。
その時に、「ペンが児童たちの力にとてもなってくれている」「ペンは勇者のつるぎ」という話が、ノート学フェスの後の先生方との話し合いでできたのがとても印象的でした。
そして、ノートは、様々な形でもって、児童たちの思考を刺激してくれます。
描くことは、考えること。それが楽しいと、どんどん探究は進んでいくのではないかと思うのです。
児童たちのパワーと刺激になったと先生方からもとてもうれしいコメントをいただけました。
次は、先生方が授業にノート学をいかしていくためのワークショップです!
スタッフ:ノート学研究員
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