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東工大の女子枠拡大はやめておいた方がいい

東工大が女子枠を2.6倍に拡大すると発表しましたが、はっきり言ってやめた方がいい。

以前の記事で女子枠賛成と言いましたが、これはやりすぎだと思います。前回の記事はこちらです。


やる気のあるという意味で女性枠を設けて、女性にも理系の仕事を知ってもらうということはとてもいいことだと思います。しかし限度がある。無作為に枠を増やしていくとやる気がそんなにない人まで合格させてしまうことになり、ただただ学生のレベルダウンに繋がる。

はっきり言って今の日本の大学の学生の学力は低い。仕事をしていると特に感じるのだが、頭が悪いわけではなく、とにかく勉強しないから知識が蓄えきれていない。高校の知識で止まっている人が多すぎる。高校の知識で止まっているのであれば、大学入学時点の学力よりもやる気がある人をとってちゃんと勉強してもらった方がいいと思い、女子枠を賛成していた。しかし女子枠をただただ拡大していきやる気もない子も拾い上げてしまうのであれば、女性枠は反対だ。

理系の分野の学生の多くはものづくりの分野に就職すると思うが今のものづくりは昔と比べて格段に覚えることが多い。

昔は機械や電気が大半を占めていたものづくりだが、今はITも入ってきた。昔のものづくりよりも覚えることが増えて、舵取り役はいろんな知識を持つ必要があり、舵取り役を務めることはかなり過酷になってきている。

東工大といえば理系のトップレベルの大学。卒業生に求めるものはもちろん舵取り役。やる気があるか基礎学力が高ければ舵取り役をこなせるかもしれないが、やる気もない、高校レベルの知識も劣る学生が入ってやっていけるものなのか。普通に考えて無理だろう。将来、舵取り役にさせられる学生の子も可哀想である。


国立大というものはちゃんと学んできてもらい、ものづくりを支える人材となって欲しいということで税金からお金がでて学費が安くなっている。つまり将来の人材に投資をしているわけです。

その投資が国策なのかなんなのか知らないが、ただ女子の比率を高めるために質を落として比率を揃えるというのは、意味がわからない。間違いなく投資が失敗する方法をとっている。

金をドブにすてるような真似をするなら、国立大の看板を外して私立にでも転身して、勝手にやって欲しい。

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