見出し画像

知っていたはずの!!!?なのに

つみ木広場に参加することが出来て、とても得をしたように感じます。

「大規模なつみ木遊び」と聞いて、楽しそうだなあと思っていましたが、こんなに感動したり考えさせられたりするものだとは思っていませんでした。つみ木遊びにはメッセージ性があり、どのようなことを子どもや保護者に伝えたいのか、はっきりとした強い信念を感じました。


つみ木は「木を積む」と言い単純な作業のように感じますが、その中にたくさんの教育的要素が含まれているのだと気付きました。
三種類しかなくても、子どもが作るものは本当に個性豊かでみんな違うものでした。崩れないようにするにはどうすればいいのか考えたり、作りたいものをどのつみ木を組み合わせて表現するのか考えたり、崩れるという壁に直面した時に「諦めないでもう一度頑張ろう。」
と作りなおしたり、つみ木は子どもに考える力を与え、生きる力を与える物なのです。そしてそれを、大人が「こうしなさい」と強制したり、手伝い過ぎてしまったりすると、子どもの可能性は激減してしまいます。
これは、つみ木に限ったことではなく、普段の保育にも言えることがと思います。見守ることや、子ども一人ひとりの頑張りをきちんと認めてあげることの大切さを実感しました。

また「静と動」についても保育の中で参考にしていきたいと思います。ただ、「楽しかったね。」で終わるのではなく、こころと体を落ち着かせて、自分たちが作ったものを「個」ではなく「全体の一つのもの」として客観視したり、活動を振り返って、なぜ楽しかったのか考えたりしました。

そうすることで、今まで見えていなかった世界が見えるようになったと思います。大人の役割は、子どもに「教える」というよりも、「気付かせる」「きっかけを与える」ことなのではないかと思います。つみ木の中に光を入れた時、「わあー!」という歓声が上がりました。

子どもたちの心の声が聞こえたように感じました。本当に「小さな芸術家の誕生」。私も子どもたちの素直な感動を大切にしていきたいです。「すごい!!」「やってみたい!」と子どもがワクワクしてしまうような瞬間を作ることができたらと思います。

片付けの時も、「つみ木さんありがとう」と抱きしめて崩すことで、つみ木や自分の作品を大切に思えたと思います。感謝することや、大切にすることを学び、それは人間関係にもつながってくるのだと思います。

反省会では、他の先生の感想を聞くことが出来て、とても有意義でした。年長クラスの先生方は、棒のつみ木ばかり積み重ねることに様々な意見や反省を出し合っていて、とても興味深かったです。これからつみ木遊びがどう変化していくか私も注目していきたいと思います。

子どもたちに負けないくらい、私自身学んだことが多い一日でした。ここで得たものをこれからの保育に繋げていきたいと思います。

#楽つみ木
#木楽舎つみ木研究所


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?