自由や平等は素晴らしいが結婚する理由がなくなり人口は減る
日本はなぜ結婚する人が減ったのか
高齢化社会だの少子化だの毎日のようにテレビや新聞で騒がれています。
国もここままじゃいかんと色々政策を考えているようですが、
まぁ基本的にはこの流れはとまってないし、止まらないでしょう。
しかし少子高齢化に悩まされてる国は日本だけではありません。
お隣の韓国は日本以上にやばいことになってますし、そもそも
いわゆる先進国はほぼ全て少子高齢化が問題になっています。
一体、なぜこんなことになってしまったのでしょうか?
特殊出生率一覧
特殊出生率とは超簡単に言うと
「女性が1人あたり平均何人の子供を産むのか」
です。2021年のデータですが以下のリンクの通りです。
当たり前ですが、女性は1人では子供は作れません。
それを踏まえると、特殊出生率は2以上ないと、人口は維持できません。
(実際は出産適齢期前の死亡等もあるので2でも足りない)
日本は1.30でなんと197位!やばいですね。
ですがよく見ると2以下の国のほうが多いくらいで、しかもその殆どが
「先進国」「資本主義」「自由主義」といった、日本と同じステータスの国
ばかりです。
逆にアフリカや中東は2以上の数字が多いです。
一体なぜか?それは昭和の日本を考えればすぐわかることです。
昭和の日本の結婚観
昭和、それも男女雇用機会均等法が成立してようやく男女平等の声が大きくなりつつあった昭和47年くらいで考えてみましょう。
当時の日本の学生~結婚適齢期の年齢に関しては以下が常識でした。
男性
外で働く大黒柱。そのためには学業も大事。家事なんてしなくていい。
結婚してない奴は半人前。会社でも出世はできない。
女性
女に学なんぞ不要。大事なものは愛嬌。男と一緒に仕事なんぞ不要。
結婚できなきゃ行き遅れとして後ろ指をさされる人生しかない。
今考えると無茶苦茶ですし、今の時代に生まれてよかったと思います。
が、こと結婚や出産に関しては男女ともに結婚を促す社会だったんですよね。それが幸せなことかどうかはわかりませんが。
とくに女性は学がない(親がさせてくれない)、社会が男尊女卑と
マジで結婚しないと人生終わりかねない状態でした。
当然、そこに恋愛なんてないのは当然に思えますね。
途上国やイスラム教国家(一部だけど)とかの出生率が高いのは、
ある意味今も昭和のような価値観を続けているから、という部分は大きいです。とくにイスラム教国家の男女差別は昭和日本よりはるかにえげつないことは、少し調べればでてくるんじゃないでしょうか?
現在の日本(や他の自由主義国家)の結婚観
現在は男女平等が当然です。守ってないのは結婚相談所くらいです。
そしてそれは平等であるべきです。
また、社会でプライバシーに足を踏み入れることをセクハラ、パワハラと
タブーという社会です。これも当然そうあるべきです。
ただしそうなると、男女とも結婚する理由がないんですよね。
子供はできないけど男女ともに結果出せばちゃんと出世できるし、
お金があればまぁ問題なく生活できるし、困ることないし。
結論
どうしようもなくね?