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適応障害と向き合う日々②


数日前、私は適応障害と診断された。しかし、その事実を母親に伝えても、母はなかなか信じてくれない。さらには、周囲の人たちからも「気のせいなんじゃないの?」と言われる始末だ。心のどこかで私自身も「もしかしたら気のせいかもしれない」と思い込もうとした。しかし、無理にそう考えてやり過ごそうとすればするほど、食欲不振や過呼吸の症状はますます強まり、心身共に追い詰められていった。集中力も日を追うごとに低下し、何も手につかなくなっていく。

お盆休みに入れば、少しは気分転換ができるかもしれないと期待していた。しかし、実際には仕事のことが頭から離れない日々が続いた。休みが終わり、いよいよ職場に戻らなければならないというとき、私は心の中で何かがプツリと切れるのを感じた。まるで逃げ場を失ったかのように、すべてがどうでもよくなってしまった。その結果、ここ二日間、私は家から一歩も外に出ることができなくなってしまった。

これが「暗黒期」というものなのだろうか。これから私はどうなってしまうのか、未来への不安が胸を締め付ける。しかし、その一方で、いつかまた心から笑える日が訪れるのではないかと、微かな希望も抱いている。それだけが今の私を支えているのかもしれない。

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