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#11 DFBサッカーの教科書その1

こんばんは。今日から2009年DFBから出版されている「子どもからトップまでのサッカーの概念と構造」についてまとめていきたいと思います。ドイツ語初心者の訳なので間違いなどあるかも?

第一章 基本
「私はこの道が正しいと確信しています。私たちが粘り強く、常に最適化し、一貫してコンセプトを追求し続ければ、ジュニア部門の成功だけでは留まりません。代表チームは、強力な基盤から恩恵を受けるでしょう。これにより、私たちは長期的に世界のリーダーであり続けたいと思っています。」
マティアス・ザマー 
当時のDFBスポーツ ディレクター

1.目標
サッカーは、私たちの国で何百万もの人の熱意を引き起こしています。サッカーは、年齢、地域、文化、社会、階級、性別に関係なく誰もが楽しめるゲームです。サッカーは国技であり、ドイツでナンバーワンのスポーツです。このサッカーへの熱意はさまざまな挑戦と目標が組み合わさりできています。

目標1 世界的にトップクラスのレベルに
ヨーロッパ、W杯、オリンピックでの上位入賞とタイトル獲得。その成功の歴史的だけでなく、現在の大きな可能性により、ドイツサッカーは自信を持って大きな目標を立てることができる。これらの野心的な目標には、一貫して世界のトップを目指す必要があります。世界チャンピオンになりたいのであれば、世界最高のチームに基準を合わして自分らを見る必要があります。国際サッカーのトップレベルの地位には以下が必要です。
1.トレーニングとゲーム認識の国際的なトレンドの把握
2.ブンデスリーガのプレーの質を他の欧州リーグと比べて高める
3.国際大会での成功
4.ワールドクラスの選手
5.UEFAおよびFIFAの運営組織に適切な代理人がいる

目標2 初心者からトッププレイヤーまで誰もが楽しめる魅力的なサッカーに
サッカーの魅力は初心者から上級者まで。老若男女、体調が万全でも、体が不自由な人でも、誰もが熱狂しボールを追いかけられることです。シンプルだが魅力的なゲームでのアイデアは、何百万もの人を熱狂させます。多くの人のサッカーへの熱意がこれらを可能にするでしょう。
1. サッカーの持つ社会性・統合性
2. 競争力のあるサッカーを成功させるための基礎となる幅広い人材の確保
3. 多くの人が協会やクラブへの参加
4. 伝統的なクラブによるその競技の将来性
5. フットボール・ファミリーによる「社会的家」

目標3 ヘルスケアの手段として。遊びと運動への動機付け
サッカーは子供たちの生活を支配します。サッカーに熱中するのは「当たり前」のことです。サッカーは楽しいのです。サッカーは幼少期の健康教育を促進します。ですから、正しいトレーニングやコーチングを受け、魅力的なプレーをし子どもたちのサッカーの楽しさを安定させることが大切です。
サッカーによる多彩な運動体験
1. 子ども/若者を総合的に支援するための基本的な手段に。
2. サッカーでは身体能力だけでなく、精神的、感情的、社会的な資質を求められる
3.運動不足が引き起こす悪影響に対して有効。
4.生涯を通した健康管理に有効。
5. トップサッカーにつながるコーディネートの基本を推進

今日はここまで!!
訳しながら読むので進みがめちゃ遅です。ゆっくり読んでいこうと思います。

簡単にまとめます。
今回はDFBが掲げた目標について。
大きく分けて3つ
1.世界トップクラスのレベルに
2.全ての人が楽しめるサッカーに
3.ヘルスケアの手段として広める
それぞれ同じぐらい大事な要素として描かれていました。個人的には2.3のためにコーチをしていきたい気持ちが強いです。
本書に書かれていた「サッカーは年齢、地域、文化、社会、階級、性別に関係なく誰もが楽しめるゲームです。」に心打たれます。本来そうなんですが、日本では18歳以上が楽しめる環境が限られておりここについてはしっかり対応していきたいですね。特に日本では「下手くそはやる意味がない。」と思う人が多いです。僕もそうでした。少なくともジュニア年代ではどんな人も楽しめる環境を作れるようにみんなでしていきたいですね。日本と比較するとどんな人でも楽しめる環境が作られてるなぁと感じるドイツがわざわざ「全ての人が楽しめるように」と目標を掲げています。日本はW杯で結果を出すよりもまずここに目を向けるべきではないかなと感じます。

こんな目標を掲げたDFBですがどんな取り組みを具体的に行っていくのか。ゆっくり見ていきましょう😄

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