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#105 大人達が作り出すその空気感は適切か?

こんばんは。

久しぶりの投稿になっちゃいました。

先日U9の初めての公式戦大会があり、感じたことを書きたくなって書いてます。

ちょくちょくワンデイカップやらの大会にでたりしている。
この日は協会が行う公式戦。

U9にはまだリーグ戦はない。
公式戦やカップはいつもの練習試合とは何かが違う。
だから大会の試合の雰囲気に慣れていない。

この日も真剣な顔をして試合に取り組む選手達。
よく頑張っていたと思う。

でも惜しくも予選突破できず。

中には悔しくて泣く子もいた。

いい経験になった。
でも「いつもおまえらはもっと色々できただろう?」と思わずにはいられない内容だった。

身体が重い。動きにキレはない。
ほとんどのプレイに消極的でチャレンジは少ない。
笑顔はない。
何かに縛られているようだった。

なぜだろうか。

全ての日程が終わり
空いてるグラウンドで違うブロックで試合をしていたあるチームが紅白戦を始めた。

それをみたうちの選手達が
「おれらもやりたい!」
と言い出した。

審判なしのフレンドリーマッチがほとんど子ども達のアクションだけで成立した。

同じ日、それも1日に何試合もした後で疲れているはずの選手達はこの日1番のパフォーマンスを発揮した。

びびることなく色んなことをチャレンジ。
様々なアイディアがでてくる。
負けたくない!と気持ちが伝わるプレイ。
点が入ればみんなで喜びを爆発させていた。
笑顔がたくさんあったが、真剣勝負だった。

「そうだよ、それだよ。それがさっきの試合で見たかったんだよ。」
そんなプレイが連発した。

試合が終わると、「またやろうぜ!」と自然に握手をする選手がいた。

そこに大人達の介入はほぼない。
コーチ達はそれをみながら雑談をしているだけだった。

なのにそれはおれが理想とするサッカーの雰囲気になっていた。

では、公式戦ではどうだっただろう?
彼らに適したプレッシャーだったろうか?

いつもより気合が入るコーチ。
ユニフォームは指定され、選手チェックを入念にする。
観客の数はいつものは比にならない。
外から「オフサイド!」「ファールだろ!」と大人達の声が上がる。

9歳の子どもにとって大きすぎる圧がかかる空気感を大人達が作り出してしまっていたのかもしれない。

そんな雰囲気でも、いつも通りやる精神力を鍛える場として必要かもしれないし、この公式戦が不必要とはおれには断言できないが、

フレンドリーマッチの雰囲気が大好きだった。
選手達が本当にサッカーを楽しそうにプレイしていた。

9歳。
まだ多くの選手がサッカーを始めて3年目。
それを忘れずに。

勝ち負けとか公式戦の結果よりも
大切にしたいものを再確認させてもらった。

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