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アメリカの少年野球はなぜ補欠をつくらないのか?

補欠のいない運営が素晴らしい一歩進んだアメリカのリトルリーグの理由を書いてみました。リーグの幹部や詳しいパパ友に聞いたことをまとめました。

リトルリーグは基本的には子供たちのスポーツ体験を重視しており、全員がプレーする機会を平等に与えることが大切にされています。そのため、補欠がいると、その子たちは試合に出る機会が減ってしまい、スポーツの楽しさを十分に味わえなくなる可能性があります。

また、リトルリーグはチームの選手数を限定することが多く、補欠を置くことができない場合もあります。この場合、怪我や病気などで欠席する選手が出てしまった場合には、そのポジションを欠席した選手以外のメンバーが代わりにプレーすることが求められます。

さらに、リトルリーグの試合は、結果を競うものではありますが、重要なのは選手たちが成長することです。補欠を置くことで、選手たちがプレッシャーを感じることもあるかもしれませんが、逆にチャンスをもらった選手たちが成長し、全員が貢献することで、チームの結束力も高まることが期待できます。


一方で日本のリトルリーグは、プロ野球の育成リーグの役割も果たしているため、競技レベルが比較的高いとされています。そのため、一定レベル以上の選手が集まると、チームの選手数が限られた場合でも、補欠を置くことが必要とされます。

多くの少年野球チームでは、結果至上主義から過剰な練習量が課せられ、子供たちに過度な負荷がかかることがあります。またコーチの質の不足が指摘されています。さらに親の過剰な介入、すなわち子供達の成績やプレーに過度に介入することがあります。
これにより、選手たちの怪我や疲労、過剰なストレスを引き起こす可能性があり、チームワークや人間関係に悪影響を与えることになり子供たちの健康や心身の発達に悪影響を与えることがあります。


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