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ブログ5 文系理系、どっちに進む?Part2

皆さんこんにちはゆくりです。今回の記事では、先週予告した通り、文系と理系どちらに進むべきかという事について説明していきたいと思います。初めに結論を書かせていただきます。現状どちらに進むか決めておらず迷っているという生徒にはぜひ理系に進んでもらいたいです!では、具体的になぜ理系をおすすめするのかについて説明させていただきます。


そもそも学問とは

本題の前に一度学問とは何かという導入を入れさせていただきます。「前回一つの記事を使って長い導入を書いたのにまた導入かよ」、「もう十分だよ」、と思われてしまいそうですが、理系をおすすめする理由に深くかかわってくるため、初めにここで説明させていただきます。どうかお付き合いください。

「学問/勉強」と聞くと、「我慢して努力しなければならない対象」としてとらえている人が多いと思います。実際受験において、勉強とは行きたい大学に行くためにやりたくなくてもやらなくてはいけないめんどくさいものだという認識で間違いないと思います。
 しかし、本来学問とは努力する対象ではなく、楽しむものなのだと私は思います。人間には知的欲求が備わっており、「学ぶ」とはこの知的欲求を満たす行為です。日本人は大学に入ると勉強しなくなってしまうと世間でいわれています。これには様々な要因が関わっていると思いますが、その理由の一つとして、「学問とは知的欲求を満たすことを目的とした行為である」という認識が薄いことが挙げられると私は思います。
 大学受験は、受験を経験した多くの人に「学問とは努力する対象」という意識を深く根付かせます。そのため大学受験が終わると、勉強する、努力する目的が消えたと学生は感じ、学ぶことをやめるという現象が起きているのだと思います。
 しかし、学生の中には学問を「努力するもの」から「楽しむもの」にうまくとらえなおすことができる人が存在し、そのような生徒は大学に入ってからも意欲的に学習を進めて行くことができます。部活やサークル、バイトなどを楽しむことはとても大切です。ですが、せっかく大学に進学するのであれば、学生の本分である勉強も楽しむことができればさらにいいと思いませんか?この記事を読んでいる皆さんには、勉強も楽しめる大学生になってもらいたいと強く思っています。

理系科目をおすすめする理由

ここまで長い導入にお付き合いいただき、ありがとうございます。いよいよ本題である理系に進むことをおすすめする理由について書かせていただきます。

理系がおすすめな理由は次の4つです

  1. 論理的思考力が評価される

  2. 大学に入ってから勉強に取り組みやすい

  3. 大学に入る価値が高い

  4. そもそも理系人口が少ない/就職に有利

論理的思考

前回の記事で書かせていただいた通り、理系科目を勉強すると、新しい道具自分で考えて使ってみることで論理的思考を磨くことができます。論理的思考力は非常に大切な能力であることには、説明の必要すらないと思います。論理的思考は、物事を考えるうえでのベースとなる能力です。そのため、論理的思考を持っていない人は、深く物事を考えることができません。深く物事を考えることができない人は、自分の考えをほかの人の考えと差別化することができないため、インパクトのあるアイディアを生み出すことが難しいでしょう。また、せっかくインパクトのあるアイディアを生み出すことができたとしても、そのアイディアを現実のものに落とし込むためにはまた論理的思考が必要になってきます。ほかにも、GKA生が行っているリフレクションにも論理的思考がもろに効いてきます。このように論理的思考能力を身につけることは非常に大切なことなわけです。

大学に入ってからも勉強することに迷いづらい

理系科目は、文系科目に比べて勉強することがはっきりしているという利点があります。以前、慶応大学の商学部に進学した友人に話を聴いたのですが、自分が何を勉強すればいいのかわからないと話していました。理系科目の場合、そもそも理工系に進むための基礎として学ばなければならない分野が広いため、進学後も何を勉強すればいいかわからないという状態にはなら
ずに済むと思います。意欲があればどんどん学習を進めていけるでしょう。

大学に入るメリットが大きい

知識は基本的に横に広げる(新しいことを学ぶ)よりも、深めていくほうが難易度が高いです。知識を浅く横に広げることは、読書などを通じて自分一人でも取り組めますが、深めるとなるといつか限界がやってきます。理系科目は文系科目よりも知識を深めることが大切になってくるため、独学の難易度が高いと思います。教科書を購入すればある程度学習を自力で進めることはできますが、どうしても内容が難しく、自分一人では詰まってしまうことも多々あります。そういったときに、先生や共に大学で学んでいる友人に相談したりすることのできる大学の環境のありがたさを実感します。私自身、大学に入学してまだ3カ月程度ですが、何度も友達や、大学院の先輩などに助けてもらってます。そういった環境で勉強することは、勉強のモチベーションを高めることにも繋がってきます。また、理系の場合最後は研究室に所属するわけですが、実験や研究などは大学などの機関に所属せずに個人で行うということはなかなか難しいでしょう。このように、理系に進むと大学のありがたみを感じる機会が増えるわけです。せっかく大学に進学するわけですから、大学に魅力をより強く感じられるほうがいいのではないでしょうか?

そもそも理系人口が少ない/就職に強い

国内の理系人口は全体の2割しかいません。8割は文系なので、理系に進んだ時点で、社会の中で少数派になれるわけです。このため、ライバルが少なく、就職が比較的楽といわれています(ただし、一般に理系の勉強は文系よりも難易度が高いといわれているため、理系に進むと決意したからには勉強が大変になることは覚悟しなくてはならないと思います)。理系がおすすめの理由はなんといっても就職に強いことです。具体的な数値はわかりませんが、大学に勉強をしたくて進学する人の割合はかなり低いと思います。多くの人は就職のために、偏差値の高い大学を目指すわけです。僕の通う東京工業大学でも多くの人が就職を視野に入れてこの大学を選んだと話しています。日本の理系人口が全体の2割程度であるのに対し、理系人材の需要は、技術の発展により今後ますます増加すると考えられます。奨学金制度なども理系を優遇したものも多く、この追い風は今後さらに強くなるでしょう。

以上が理系に進むことをおすすめする理由です。学問を追求するために大学に行く学生にとっても、就職目的で大学に進学する学生であっても、今後需要の拡大が予想される理系のほうが有利なわけです。

最後に

今回は、私が理系に進学することをおすすめする理由について2回の記事にかけて説明させていただきました。
数学で躓いてしまい、文系に逃げるような形で進む生徒が一定数存在します。私はできるだけ多くの学生に、この科目が苦手だからその科目がないこっちという選択ではなく、こっちの学問のほうがワクワクするしやってて楽しい、だからこっちに進みたいという視点で文理選択をしてもらいたいと考えています。この記事では理系に進むことをおすすめさせていただきましたが、自分の興味関心に従った結果、文系に進むのであれば何も問題ないと思います。
私が理系に進学した理由も、完全に自分の興味に従った結果です。小さい頃から算数や論理パズルゲームなどが好きで、勉強していて、理系科目のほうが文系科目を勉強するよりも感動する場面が多かったため理系に進みました。今思えばもう少しいろいろな方面から考えるべきだったのだと思います。しかし、結果論になってしまいますが、自分の興味に従って理系に進んで正解だったと思います。そして、この記事を読んでくれている読者の方でどちらに進むか悩んでいるという人にはぜひ理系に挑戦してほしいです。
私の記事のほかにもいろいろな情報を調べて、自分に取って一番いい進路を選択してください!
今回の記事をきっかけに理系に進もうかなという人が増えてくれたらうれしいです。

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