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模試に関する個人的な意見

皆さんこんにちは、ゆくりです。今回は模試に関する記事を書かせていただきます。初めに模試に対する一般的な考えについて紹介した後、私個人の模試に対する考えについて紹介させていただきます。

初めに

この記事の後半で紹介されている私の意見はあくまでも私はこうでした~というものであり、全員に当てはまるものではないと思います。かなりバイアスのかかった意見であると理解し、ほかの人の意見も参考にしながら自分自身でも一回考えてみるようにしてください。

一般的に言われている模試のメリット

現状把握に最適(人による)

模試を受けるメリットの一つ目は、自分の現状を把握することができることです。当たり前のことですが、模試を受ければ、ほかの受験生と自分をテストの点数で比較することができます。偏差値を確認することで自分の現在の位置がどの辺にいるのか。志望校と今の自分はどれぐらい差があるのかがわかります。また、自分の得意科目と不得意科目が浮き彫りになり今後の勉強の方針が立てやすくなります。

モチベーションに繋がる(人による)

二つ目のメリットはモチベーションに繋がることです。これは1つ目のメリットに関連していることなのですが、自分の現状を把握することで、危機感を持ったり、自分の努力が身になっていることを実感することができるため、モチベーションに繋がります。

テスト慣れ(全員共通)

三つ目のメリットはテスト慣れすることができることです。模試を受けることで試験会場の雰囲気や受験当日の流れなどを確認することができます。

以上が一般的に言われていることの模試を受けることのメリット3つです。次に私が実際に受験生の頃に模試を受けてみて感じたことについて書きます。

私の考え

本質的な学習と模試の成績との乖離

私は、受験勉強には大きく二つのフェーズが存在すると考えています。一つ目のフェーズは本質的な理解を促し、知識の土台を身に着けるフェーズです。二つ目のフェーズは、一つ目のフェーズで身に着けた土台をベースに技巧的なことを学んでいくフェーズです。
どちらのフェーズもとても大切なフェーズなので手を抜いてはいけないですし、一つ目のフェーズをスキップして二つ目のフェーズに進んではいけません。ここで問題になってくることは、一つ目のフェーズの段階では真面目に勉強していても模試ではなかなか努力の成果が見えないということです。模試の問題は基本問題ではなく、基本問題にひねりを入れた問題が出題されます。つまり、基本問題を意識して学習を進める一つ目のフェーズ段階で模試を受けてしまうと、点数や判定はあまり芳しくない結果に終わってしまいます。こうなってくると、模試のメリットであった、現状把握やモチベーションという部分に関しては、誤った現状把握や、モチベーションダウンにつながってしまうことも考えられます。
加えて、模試は意外と時間がとられます。休みの日丸一日、長い模試だと土日両方かけて実施されるような模試もあります。実力もないまま模試を受けてしまうとせっかく時間かけて模試を受けたのに、結局収穫は自分の偏差値、判定が芳しくないという事実だけで、どうしてそういう結果になってしまったのか、今から自分は何に取り組めばいいのかということがわからないまま終わってしまうと思います。

以上の理由から個人的には模試を頻繁に受けることはお勧めしません。特にフェーズ1にいる段階の場合模試は受けなくてもいいと思います。

おすすめの勉強の進め方

学年などによってやるべきことは全然変わってくるのですが、ここでは、高校一年生、今まで受験した経験がない生徒を想定してある程度どんな感じで勉強を進めるか考えてみましょう。
まず、GKA生のように今まで受験を経験したことがないという人は一回模試を受けてみましょう。目的は3つ目のメリットである受験の雰囲気をつかむことです。おすすめは河合模試です。東進模試だけは絶対にやめてください。理由はかなり適当な模試だからです。私の受けた会場は、受験人数が10人未満で、試験開始後すぐに試験官が部屋を出て行ってしまい、終了直前まで一回も部屋に戻ってくることがないような状況でした。東進模試では受験の雰囲気をつかむことができないためお勧めしません。逆に駿台模試は受験のピリピリとした独特の雰囲気をいやって程味わうことができますが、試験問題が難しすぎます。以上の理由から間を取って河合模試ぐらいが初めに受ける模試としてはちょうどいいと思います。
最初の模試で受験の雰囲気をつかめたらフェーズ1の始まりです。基本的な参考書問題集を使って知識の土台を作ってください。簡単に話していますが、この土台作りにはかなりの時間がかかります。焦らず確実に進むことが大切です。この期間に無理に模試を受ける必要はないと思ます。受けてみたくなったら受けてみるぐらいの感覚でいいのではないでしょうか。
土台がある程度できてきたらフェーズ2に移ります。フェーズ2では初めに、志望校の過去問を1年分解いてみてください。しっかりとした土台があれば、問題は解けなくとも、解説を読めば理解できる、もしくは解説の中で分からない部分が分かると思います。解説で分からない部分があればそれは試験特有の応用テクニックです。今後自分がどういうレベルのテクニックを身につけなくてはいけないのかを過去問を解いてみることで理解しましょう。過去問を解いたら、応用問題になれるべく、難易度の高い問題集に挑戦してみましょう。またこの段階にきてようやく模試が効果を発揮し始めます。ただし受けすぎには注意です。どんなに多くても月に一回程度に抑えたほうがいいと思います。
ペーストしては、数学は高校2年生の夏休みまでに、理科は高校2年生終わりまでにフェーズ1が終わっていると、東大京大などの最難関大学への合格が見えてくると思います。

最後に

今回、自分がこのような記事を書いた理由は私自身が受験生当時、模試にかなり苦しめられてきたからです。受験生当時私はとにかく自分には受験経験がないから場数を踏むことが大切と考え模試をたくさん受けるべきだと考えていましたが、フェーズ1の段階での結果は芳しくなく、頑張っているのに結果として見えないことがつらかったことを覚えています。模試を受けることがモチベーションに繋がっていたら全然いいと思いますが、私の場合はかえってモチベーションをそぐ要因になっていました。
確かにフェーズ1で頑張っていてもすぐには結果に現れません。しかし、フェーズ2に移った段階で成績は指数関数的に伸びることでしょう。逆に、フェーズ1を適当にこなし、テストで点数を取るためにただ公式を暗記したりしていたような人は、最初のテストの点数の伸びこそいいかもしれませんが、フェーズ2に移ったとたんにぼろが出てきて伸び悩むと思います。対数関数的な成績の伸びになってしまうでしょう。受験が長期戦である以上、対数関数より指数関数のほうが好ましいことは明らかだと思います。フェーズ1で努力している人はたとえ現状の成績が芳しくなくとも、自分は指数関数型の人間なんだと自信をもちより一層強靭な土台作りに励んでください。

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