【祝通算11号HR】大和選手の全ホームランを振り返ろう
事あるごとに言ってますが、私はプロ野球・横浜DeNAベイスターズ大和選手を叔母のような気持ちで応援している野球好き。
最近思うのです。
私のnote、自分のプロフィールより大和選手のプロフィールのほうが必要な気がするな‥‥。
うっかり私の記事を開いてしまった方の「大和選手って‥‥どんな選手なの?」という疑問にお答えするために、勝手にご紹介します。
横浜DeNAベイスターズ
#9 大和(やまと)
本名 前田大和(まえだやまと)
内野手 右投右打
1987年11月5日生まれ33歳
177㎝77kg 鹿児島県鹿屋市出身
鹿児島・樟南高校から2005年高校生ドラフト4巡目で阪神タイガースに入団
2018年FAで横浜DeNAベイスターズに移籍 プロ16年目
卓越した守備力を持ち、記憶に残るファインプレーも数多い。センターラインを守ることが多いが、タイガース時代は捕手以外のすべてのポジションを経験している。2014年には外野でゴールデングラブ賞を受賞。
打撃は勝負強さや意外性があり、2017年はスイッチヒッター(!)として打率.280をマーク。ベイスターズに移籍してからは長打も増えている。
そんな大和選手がですね、先日通算11号ホームランを、しかも逆転3ランですよ、打ちましてですね、私はもう嬉しくてたまらんわけです。
ほんとは5/25に通算10号HR打ったところで全HRを振り返ろうと思ったのですが、またすぐ打っちゃったので、きりの悪さに構わず大和選手の全ホームランを語っていきたいと思います。
長いです!!
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【1号】
2014年5月14日 米子市民球場 広島カープVS阪神タイガース
3回表2アウトランナー無し C1-0T 先発・小野淳平投手から
https://npb.jp/bis/2014/games/s2014051400577.html
記念すべき大和選手の第1号HRは、両翼92m・中堅120mという狭い米子市民球場で。10球粘ったあとの11球目、高めに浮いた変化球をレフトスタンド後方に運んでいます。小野投手、根負けしちゃった感じですかね。
このサンスポの記事情報量が多いのですが、まず大和選手の写真をご覧ください。ウエストめちゃくちゃ細いです。和田監督の「びっくり箱というかその前に『超』がつく」というコメント、それから捕手の鶴岡選手に「なんでお前が打てんねん!!笑」と言われたエピソード、ファンも含めて大和選手がHRを打つなどとは誰一人考えてなかったと言っても過言ではないでしょう。
試合はこのHRで同点に追いつき、4-3でタイガースが勝利しています。
【2号】
2016年5月5日 ナゴヤドーム 中日ドラゴンズVS阪神タイガース
7回表2アウトランナー無し D0-0T リリーフ山井大介投手から
https://npb.jp/bis/2016/games/s2016050500203.html
前回のHRから2年、この年の大和選手は強く振ることに取り組み、4月下旬から打撃好調期に入っていました。
試合はタイガース先発メッセンジャー投手が好投するも点が取れず、0-0の痺れる展開が続いていました。
7回表、2アウトを取った山井投手は初球にあまり手を出さない大和選手に油断したのでしょうか、1球目ど真ん中に甘い変化球を投じてしまい、打球は広いナゴヤドーム・レフトスタンド最前列へ。唇を噛みしめて立ち尽くす山井投手の姿が印象的です。
結果、この1点が決勝点となりタイガース勝利。
こどもの日にヒーローインタビューに立った大和選手は
「僕のような小さい選手でもホームラン打てたので、みんなも大きい夢を持ってがんばってもらいたいと思います。」
という名言を残しています。
【3号】
2017年7月28日 ナゴヤドーム 中日ドラゴンズVS阪神タイガース
2回表ノーアウトランナー無し D0ー0T 先発バルデス投手から
https://npb.jp/bis/2017/games/s2017072801155.html
この年、オフから取り組んできた両打ちを一年足らずで実戦レベルに持っていき、左右打席それほど変わらない打率をたたき出した大和選手。血のにじむような努力があったと想像しますが、29歳になってからスイッチできちゃう大和選手、ちょっとおかしいです。
この日の先発は左投げのバルデス投手なので右打席に立ち、フルカウントからの外角高めストレートを引っ張ってレフトスタンド前列へ。打球が上がった瞬間「えッ⁉」というようにスタンドに吸い込まれるボールを見つめるバルデス投手。
試合はこのHRを皮切りにタイガースが中押し・ダメ押しを重ね、5-0で勝っています。
【4号】
2018年8月21日 横浜スタジアム 横浜DeNAベイスターズVS読売ジャイアンツ
7回裏2アウトランナー無し DB0-4G 先発内海投手から
FAで横浜DeNAベイスターズに移籍した2018年、シーズン始まってまもなくスイッチをやめた大和選手。前半戦は打撃が振るわず、守備でもエラーを重ねるなど苦しみます。7月には背中を痛めて登録抹消。不振のままシーズン終わってしまうのか‥‥‥‥‥と思いきや!!
8月に一軍に戻ってからは見違えるような絶好調ぶりで1番に抜擢。この日もすごかった。
他の選手が内海投手を打ちあぐねる中、センター、ライト、レフトへ打ち分け3安打。迎えた4打席目の初球、真ん中ストレートを左中間スタンドへ。
もう誰も止められない大和選手。よくわからん。
一矢報いたもののベイスターズ1-4で敗戦。
【5号】
2018年9月19日 東京ドーム 読売ジャイアンツVS横浜DeNAベイスターズ
1回表先頭打者 先発吉川光夫投手から
9月に入っても大和選手の好調は持続。
対戦打率2016年.333、2017年.667、2018年.385と相性のいい吉川投手から、なんと先頭打者HRをかっ飛ばしてしまいます。
初球空振り、2球目ボールでカウント1-1。迎えた3球目内角ストレートをコンパクトなスイングでレフトスタンド中段にたたきこみます。
一瞬固まった後、動揺したように振り返る吉川投手。
まさか大和選手に「先頭打者HR」という経歴が加わるとは。すみません、夢にも思っていませんでした‥‥。
【6号】
2020年7月1日 東京ドーム 読売ジャイアンツVS横浜DeNAベイスターズ
5回表ノーアウトランナー無し G3-0DB 先発メルセデス投手から
前年の2019年はホームラン無しに終わった大和選手。
2020年はウイルスで球界が揺れ続け、開幕は6月にずれ込みました。
なんとか開幕できたものの、無観客試合が続く日々。そんな7月1日、大和選手はひっそりHRを放っていました。
3点リードされた5回表、先発メルセデス投手が投じた初球、真ん中のスライダーをレフトスタンド中段へ。ボールは無人の客席に並べられたオレンジ色のパネルの上に落ちていきました。
ベンチで足タッチをする大和・オースティン両選手がかわいいです。
試合は8回にオースティン選手がタイムリースリーベースを放ち、ベイスターズ見事な逆転勝利となりました。
【7号】
2020年8月1日 甲子園 阪神タイガースVS横浜DeNAベイスターズ
4回表2アウトランナー無し T0-1DB 先発西勇輝投手から
7月に入り、まばらではありますが観客が入るようになったスタジアム。
この日は大和選手が勝手知ったる甲子園の阪神戦。阪神ファンも大和選手が出ているとなんとなく嬉しそうに見えます。
ベイスターズ1点リードで迎えた4回表2アウト後の2打席目。西投手は早く終わらせたいのか、せっかちに投げてきます。きわどいコースに投げていた西投手ですが、4球目のシュートがふわりと浮いてしまい、内角得意な大和選手が振りぬいた打球はレフトポール際に吸い込まれました。
大和ファンは甲子園のHR、待ってましたよ!嬉しいです。
試合はベイスターズが5本のHRを放ち快勝。
【8号】
2020年10月13日 神宮球場 東京ヤクルトスワローズVS横浜DeNAベイスターズ
7回表2アウトランナー無し S1-7DB リリーフ長谷川 宙輝投手から
始まるのが遅かった2020年、10月になってもまだまだシーズンは続きます。
神宮ではまだHRを打ったことがなかった大和選手。この日はやっちゃいました。
7回表リリーフのマウンドに上がった長谷川投手、直前に宮﨑選手から3ランHRを浴びています。気丈に投げ続けるも、大和選手にカウント2-1からの外角高めストレートをきれいにレフトスタンドへ運ばれます。大和選手、シーズン3HRはキャリアハイとなりました。
気落ちする長谷川投手にすかさず声を掛けるスワローズ村上選手は頼もしいですねえ。
このHRがダメのダメを押す形となって、ベイスターズ危なげなく勝利。
【9号】
2020年10月31日 横浜スタジアム 横浜DeNAベイスターズVS阪神タイガース
9回裏2アウトランナー2塁 DB3-13T リリーフ藤川球児投手
2020年シーズンもいよいよ大詰め。この日は引退が決まっていたタイガース藤川球児投手のハマスタ最後のマウンドとなりました。
試合はタイガースの一方的なリード。
最終回藤川投手がマウンドに上がると、この日スタメンを外れた元チームメイト大和選手が代打で登場。ラミレス監督の粋なはからいです。
カウント2-1からの内角147㎞ストレートを見事に打ち返し、打球はタイガースファンの待つレフトスタンド中段へ。
照れ笑いの藤川投手。感慨深げな大和選手。何すんねんやまと~!となりながらも拍手喝さいのタイガースファン。ベイスターズファンも笑顔。
いいHRでしたね。
お気づきでしょうか。何気に初めてのソロじゃないHRです。
【10号】
2021年5月25日 横浜スタジアム 横浜DeNAベイスターズVSオリックスバファローズ
2回裏2アウトランナー無し DB2-0OB 先発山岡 泰輔投手
「バファローズ」って書くときちょっと緊張します。
さて今年の大和選手、開幕からいきなりの大不振モードに入ってしまいました。もう二度と大和選手のHRは見られない、と思っていたくらいです。何を大げさな、と思われるかもしれませんが、不振モードの大和選手はそう思わせるくらい、打ちそうな気配を完全に消してしまいます。何度胃に穴が開きかけたことでしょうか。
ようやく打率が2割に乗ったのが今月半ばを過ぎた頃。
よかった、見れました。通算第10号HR。好投手・バファローズの山岡投手から高めのストレートをとらえて、滞空時間のながーいレフトスタンドへのHR。ベイスターズ、スタメン野手全員安打の快勝となりました。
【11号】
2021年5月28日 楽天生命パーク 東北楽天ゴールデンイーグルスVS横浜DeNAベイスターズ
6回表2アウトランナー1・2塁 E4-2YB 先発涌井 秀章投手
楽天の先発投手は涌井投手。いい投手だしちょっと苦戦するだろうな、と思っていました。
2点ビハインドで迎えた6回表、二死1・2塁で大和選手に回ってきたチャンス。カウント1-1で涌井投手が投じた真ん中のスライダーをなんと逆転3ランHR!これには本当に驚きました。大事なところで逆転3ラン打てる選手になったのか大和よ‥‥。いい選手になったな‥‥。私は嬉しい。
このHRで涌井投手は交代。ポーカーフェイスから悔しさがにじみ出ているようでした。
チームはリードを保ってひやひやの勝利。
応援している選手が活躍して、チームがいい勝ち方をする。こんな幸せなことってないんじゃないでしょうか。
真顔。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
いかがでしたでしょうか。
守備が取り上げられることが多い大和選手ですが、HRにも大和選手のドラマが詰まっていて、私は好きなんです。
大和選手を応援していて胃が大荒れになることは数々あれど、私はどんな壁にぶちあたっても、苦しんでも、必ず乗り越えて幸せをくれる大和選手を愛してやみません。
大和選手のファンになってよかったと心から思っています。
ファンをどん底な気分にさせた後、幸せすぎて怖い!!状態にする大和選手、まるであぶないクスリのような選手です。
大和選手、これからも応援させてください!!