世界の旅文化〜和洋折衷な空間 旧岩崎邸庭園〜
みなさんこんにちは!溝辺ゼミ13期のかいです。
今回は都内で異文化を体験できるスポットということで、国の重要文化財に指定されている「旧岩崎邸庭園」について紹介していきたいと思います!
「旧岩崎邸庭園」とは?
東京都台東区にある「旧岩崎邸庭園」は、1896年(明治29年)に岩崎彌太郎の長男で三菱第3代社長の久彌の本邸として造てられました。
この設計を担当したイギリス生まれのジョサイア・コンドルは、旧岩崎邸庭園の他にも、ニコライ堂や鹿鳴館、上野博物館などの多くの洋風建築を設計し、「日本近代建築の父」と呼ばれています!
昔は約1万5000坪の敷地に、20棟もの建物が並んでいたが、現存するのは洋館・和館・撞球室(ビリヤード場)の3棟です。
では、それぞれについて詳しく見ていきましょう!
洋館
洋館では、17世紀の英国のジャコビアン様式を基調とし、イギリス・ルネサンスやイスラム風のモティーフなどが使われています。
洋館南側で1階列柱はトスカナ式、2階列柱はイオニア式の特徴を持っています。
洋館の一階には、ホールを中心に、岩崎久彌が使っていた客室や書斎、大食堂、サンルームなどがあります。
1階のホールから2階へと続く大階段は、アカサンス風の花模様で装飾されています。
洋館の2階にもホールや客室、集会室などがあります。その中で、貴重な金唐革紙の壁紙が貼られた客室もあります!
実際に、当時の多くの部屋や廊下に金唐革紙が貼られていたが、それらは失われていて、今は2階の2部屋だけ復元されているだそうです。
和館
洋館に併置された550坪の和館は書院造りを基調とした建築です。明治時代において、洋館を公的な接客空間、和館を日常生活の空間として使い分けることが多かったようです。現在は待合室や渡り廊下、大広間が残っています。
撞球室(どうきゅうしつ)
撞球室は洋館から少し離れた場所に位置しています。全体は木造建築で、当時の日本で極めて珍しいスイスの山小屋の造りとなっています。
洋館の地下室とは地下通路で結ばれているが、残念ながら、撞球室は外観のみ公開されているため、地下通路を見ることはできません。
基本情報
開園時間: 午前9時〜午後5時
休 園 日: 年末年始(12/29-1/1)
無料公開日: みどりの日(5/4)、都民の日(10/1)
入 園 料: 400円
アクセス: 東京メトロ千代田線「湯島」
東京メトロ銀座線「上野広小路」
都営大江戸線「上野御徒町」
注意事項
1、靴を脱いで観覧いただく必要があります
2、階段の手すりの以外の物に触ることはできません
3、建物内での撮影は平日のみ可能です
みなさん、いかがでしたか?
今回は「旧岩崎邸庭園」について紹介しました。
アクセスがとても便利なので、みなさんも機会があればぜひ行ってみてください!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
【参考】
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