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世界の旅文化~フランス文化が根付く街 神楽坂~

はじめまして!溝辺ゼミ13期の和也です。今回は東京で異文化を体験できるスポットという事で神楽坂について紹介していきたいと思います。
早速ですが、皆様は神楽坂に対してどのようなイメージを持っているでしょうか?神楽坂と言えば江戸時代に花街として栄えたことから日本文化を感じられる歴史ある場所という印象を持っている人が多いと思います。しかしながら、神楽坂には日本文化だけでなくフランス文化が根付いているという事をご存じでしょうか。今回は神楽坂が持つ日本の小さなパリとしての魅力をお伝えしていければと思います!

1.神楽坂とフランスの歴史

まず、なぜフランス文化が神楽坂に根付いているのかという事を疑問に感じる方が多いかもしれませんが、これには東京日仏学院(アンスティチュ・フランセ東京)というフランス語学校が創設されたことが大きく影響しています。

アンスティチュ・フランセ東京の外観

東京日仏学院は1952年に創立され、以降70年に渡り多くのフランス人、そしてフランス文化を愛する日本人達の憩いの場として親しまれていきました。創設当時、日本に在住していたフランス人達にとって東京日仏学院はコミュニティを形成するためのとても貴重な存在でありました。そのため、多くのフランス人が神楽坂へと移住し、結果として神楽坂は多くのフランス人が集まる街となったのです。

2.東京日仏学院(アンスティチュ・フランセ東京)の魅力

こちらの可愛らしい建物は東京日仏学院内に併設された本屋さんであり、中には多くのフランスにまつわる本が置かれています。このように東京日仏学院の敷地内には図書館や本屋、さらにはシアターなどが併設されており、一般の方でも気軽に入場することができます。残念ながら私が訪れた際にはこれらの施設を見学することは出来ませんでしたが、どの施設においてもフランス文化を学ぶために最適な場所であると言えるでしょう。特にシアターではフランス映画が上映される事があるらしいのでフランス文化を体験したい!という方にとってはとても面白い体験ができる場所になること間違なしです!

3.神楽坂通り

これまで神楽坂の歴史と東京日仏学院について話していきましたが、神楽坂通りにはパリを思わせるような素敵なお店が多く建ち並んでいます。その中でも一際目を引くのは神楽坂通りから少し脇道にそれた通りにあるル・ブルターニュ神楽坂店です。

東京メトロ東西線 神楽坂駅から徒歩6分 ル・ブルターニュ

こちらはガレット・クレープ専門店とあまり聞き馴染みのない珍しいお店です。ちなみにガレットとはそば粉から作られたクレープのような料理・スイーツのことを言い、フランス、ブルターニュ地方の郷土料理として愛されています。

ル・ブルターニュのクレープ

私は今回ガレットではなくクレープを注文しましたが、こちらも日本でよく見るクリームやチョコレートが巻かれたクレープとは少し異なり、とてもシンプルな見た目をしています。味付けもバターと蜂蜜のみとなっており全体的により素朴な印象を受けました。味付けがシンプルであるからこそ、皮のモチモチした食感や甘みをより強く感じることができ、とても美味しいクレープでした。また、店内では様々なところからフランス語での会話が聞こえ、まるで本当にフランスに来たかのような気分を味わうことができました!

4.まとめ

今回は神楽坂とフランスの意外な関係についてご紹介していきました。今まで見慣れていた街も歴史を知ることで新たな発見があるかもしれませんね!海外旅行に行きづらい今だからこそ、ぜひ神楽坂でゆったりとフランスの気分を味わってみて下さい! 

【参考】
アンスティチュ・フランセ東京 | 一般社団法人新宿観光振興協会 (kanko-shinjuku.jp)
ル ブルターニュ(LE BRETAGNE) (le-bretagne.com)


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