映画「パール」

ホラーではないかもしれません。
「X」の前の話。A24作品はおしゃれな感じのが多いですね。
個人的に半分くらい合わないんですけどね。
「X」とは雰囲気が全然違います。「X」は80年代のホラー感満載。
古き良きスラッシャー映画を今の技術でやっていただいたホラー感てんこ盛りグロ描写サイコーな作品でした。
本作、「パール」はちょっと違います。
あらすじは、人里離れた農場で厳格な母と身体が不自由な父と暮らす主人公パール。彼女の夢はダンサーになりスターになること!
夫は戦争へ行ってしまい欲求不満でもあります。
ところどころにホラー要素は入っていて冒頭が一番インパクトがあるかもしれません。ワニ買ってるなんてちょっと悪魔の沼みたいよね。
「X」が古き良き王道スラッシャーだったのに対し、本作は彼女が人を殺すまでの過程を描いている作品となっています。
そのためホラーっぽくなるまでに結構時間がかかります。
後半からヒャッハーしてくれるわけですがここが弱い気がします。
まず死ぬ人数が少ない。ドラマメインになるとしょうがないかもしれません。が、それでもインパクトが弱い。
例えば「ファウンド」もドラマっぽいホラーなのですがこの作品ではホラーと思わせてくれる印象的なシーンがあります。こちらの作品は本作「パール」よりホラー描写は少ないのですがそれでもホラーであるという熱量を感じることができたわけです。
「パール」はというとドラマにホラーの風味を添えた印象です。
なのでホラーを見たいと思ってみる映画ではないと思いました。ぬるいのです。最近ぬるいホラー多い気がします。

監督:タイ・ウェスト
脚本:タイ・ウェスト、ミア・ゴス
キャスト:ミア・ゴス、デヴィッド・コレンスウェット、タンディ・ライト
    マシュー・サンダーランド、エマ・ジェンキンス=プーロ他

ジャンル:ホラー風味のドラマ
おすすめ度:★★
個人的採点:50点

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