僕の少し運が良くない人生について

　はじめにこれは僕の気持ちを整理するような、
　そんなチープな理由で始めたものだ。

社会人二年目。一年の厳しい社会人生活が幕を閉じ、新たな環境で頑張ろうという気持ちがあった。実際に今も気持ちだけはある。少しね。
４月末。今の僕の右腕には青く長細い柔らかいチューブのようなものが体内に入っている。カーテンで仕切られた奥からは人をイラつかせるには十分すぎる程の大きさな鼾が聞こえてくる。絶対にねれない…。

ベッドの上の生活もちょうど一週間経つだろうか。
環境が変わらない所為なのか、気持ちもあまり変化はない。
気持ちが安定しないのだ。気持ちと考えることがバラバラになっている。
不安というより不安定という方が正しいだろうか。
もう少し日本語が上手ければよかったと… 
今の気持ちを言語化する力があればこのモヤモヤも晴れてくれるのだろうか…
ただ不安ではない。心はどこか落ち着いている。ほんとにどっかに落ちていってしまった感じだ。

　だらだらと今の気持ちだけを書いたが僕の現状は少し良くないものである。

　社会人二年目。気持ちとは裏腹に、体が壊れていた。

　癌だ。それも立派にステージ４でね。。