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傘進化論

「カサって何年経ってもまだ進化しないよね」ってあるあるずっとない?

なんでカサは進化しないのだろう。

少しカサの歴史を検索してみた。
カサが使われ始めたのは約4000年前らしい。
当時のカサは日傘らしい。あと開きっぱなしで、閉じる機能はなかったとのこと。

4000年も経ったのに、形の進化は閉じられるようになっただけ? あとは更に閉じられるようになっただけ?(折りたたみがさ)
結局、開いた時のあの形は進化してない。


ここで、カサへのグチを吐いておく。

まずぼくはカサを差すのが下手らしい。
いまだに正しいポジショニングがわからない。
真っ直ぐ地面と垂直にさすのか、カサの柄を肩にもたれる形でさすのか。何が正しいのか。
いつも大体どこかしら濡れてしまう。

あとカサは邪魔だ。荷物になる。雨が降るって言ったから持ってきたのに。晴れ間が見えてきたとき、急にただの棒を運ぶ男になる。会社とかに傘を置いて、次の日持ち帰るなんて最悪だ。街ではカサを持ってるのはぼくだけ。あの人天気予報見ない計画性のない人?と思われる。


それでは、カサがなぜあの形のままなのか妄想してみる。

1.カッコイイから
カサって言われたらみんながみんなあの形を想像すると思う。「傘」←この形。
たしかに、「傘」をさしている姿のシルエットはダサくはない。
この時代にアナログな道具を使っているという、エモさもある。(フィルムカメラを今あえて使う的な)
カッコイイから別に機能のことはみんなどうでもいいのかもしれない。
お気に入りのデザインの傘を買ったら、むしろ雨の日が待ち遠しくなるのかもしれない。

2.なにかの陰謀
技術的には可能だが、あえてやっていない。ということがあると噂を聞いたことがある。
売上のため、電球はあえて寿命が来るようにしている。とか。
そういった裏の事情(陰謀)が傘にも働いているのではないか。

3.相合傘のため
たまたま傘を持っていた男子と、傘を忘れて下駄箱の前でしょんぼりしている女子。
男子が、おれかさあるけど一緒に帰る?と。

相合傘にすることで一気にパーソナルスペースに相手が入ってくるのが良いのだろう。
ドキドキする。(経験は無い)
あとは、男子が気を使って女子の方に傘をかたむける。
そうすると男子の外側の肩は濡れてしまう。
女子はそれに気づいて、あ、優しい。とホッとしてしまう。

言葉はなくとも雨と傘のせいで、その人の優しさが可視化される。奥ゆかしいネ。

陰謀論はさておき
傘は雨を防ぐだけじゃなくて、ファッションの一面もあるかもしれない。そして傘というアイテムを介して物語は生まれうる。
そのために傘は「傘」の形をしてるのかもしれない。

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