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モンテヴェルディとジェズアルド

モンテヴェルディの名前をご存じの方は結構多いのではないでしょうか?
オペラ黎明期に「オルフェオ」という素晴らしい作品を発表し、マドリガーレも魅力的なものをたくさん残しています。
たいしてジェズアルドをご存じの方はかなり少ないのではないでしょうか?
実はこの二人は1566年生まれのジェズアルドと1567年生まれのモンテヴェルディで1歳差なので、同時代人なのです。
共通点は多くのマドリガーレを残したことですが、現存するオペラは3作品のみですが、たくさんのオペラを書いたモンテヴェルディに対してジェズアルドは1曲もオペラは作曲していません。
現在二人の作曲家についての本を書こうと思っていますが、今日は二人の年表だけをアップしておきます。


モンテヴェルディとジェズアルド年表

注目は1590年ジェズアルドが24歳の時に妻とその浮気相手を殺していることです。殺人を行っても封建時代のお殿様ですから逮捕もされません。ただ「汝殺すなかれ」と十戒にもありますから罪の意識にさいなまれその後の人生を送ったことは容易に想像できます。
一次資料がほとんど残っていないのですが、「彼の残した6巻ものマドリガーレこそ一次資料だ」と思い、現在その分析に努めています。
とりあえずモンテヴェルディとジェズアルドのマドリガーレの全訳をしてみようと思っています。
面白いことが出てきたらまた投稿します。

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