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物忘れ-まずはここからやってみよう-

指摘されれば思い出せるけど、ふられた仕事を忘れてしまったり・抜けがあったりする。

記憶力そのものはどうにもならないけど、なんとか対処できる方法はないのか思ったことはないでしょうか。

私も健忘症があります。ですが、幾つものテクニックを使って仕事は問題なくこなしています。

その中で、1つだけ選ぶとしたらこれをやれというものを紹介します。
それは、目的と行動を言語化することです。

なぜあなたは指示が漏れてしまうのか


私自身の経験と発達障害の後輩を行動を観察して、次のことに気がつきました。

それは、具体と抽象という思考のレイヤーを行き来できていないことです。

例えば、上司から指示を受けた時に指示された行動をただ暗唱していませんか? この場合、行動パターンを暗記しているため、その意味や内容は全く理解していません。

ただ内容を分からずに歴史用語を暗記していると覚えられないように、内容が空っぽなものを人間は覚えることができません。

また行動パターンの暗記なので、その状況が変化すると、その変化に対応できずに目的を達成できなくなってしまいます。

言語化は考える技術


プレゼンテーションやライティングなど、ビジネス書ではコミュニケーションを題材とした書籍が多くあります。

これらは伝える技術についての本ですが、同時に考える技術の本でもあります。なぜならしっかり考えられていなかったら伝えることができないからです。この言語化能力が、発達障害の健忘症に役に立つのです。

発達障害の方は、興味の偏りが大きいことがよくあります。
そのため、経験の偏りが激しいのです。

だからこそ。人から聞いたことを自分の具体的な経験と結びつけて理解することが難しいと感じるのです。

つまり、具体と抽象を行き来できていないのです。

それを解決するために、私は言語で具体と抽象をしっかり考えられるように訓練しました。それを大雑把に説明したのが、目的と行動です。

・相手の目的はどのような行動を社内の人々が取れるようにすることか
・自分の目標はどのような行動をして上記の目的を達成することか
・仕事が完了するまでの間、相手に対して自分の行動を予測可能にするためには何が必要か

これを動詞で考えることが必要です。
例えば、イノベーションと名詞で考えるとわかった気になります。
どのような行動をすることなのか考えると一気にわからなくなります。

それを質問して詰めていけば良いのです。
そうすると自分のやることが明確になり、抜けがなくなりやすくなるのです。



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