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#2230 安楽死反対派の皆様へ

安楽死反対派または臓器提供安楽死反対派の方々のご意見をお聞きしたい
安楽死賛成派から見た安楽死制度の現状の課題についても教えて頂きたい

現状日本国民の8割が安楽死導入に賛成している
しかし、保守派政治家、障害者団体、難病団体、宗教団体、弁護士会などの反対もあり、合法化には至っていない

Q:安楽死導入における資金面の問題どうすんのよ
A
2009年において
自殺や鬱の社会損失が年間約3兆円
※これには年1000回近く発生する飛び込み自殺による経済損失が加味されていません

移植希望登録者数が1万3000人
日本年間自殺者数が3万3000人
移植が半分しか成功しなくても3500人のお釣りが出る訳です

数字だけ見れば、臓器を無償配布したとしても、安楽死による経済的メリットが大きいようですが、現状私は安楽死導入に伴う利益を具体的数値として提出出来ないため…痛い所を突かれました

A:犯罪に利用でちゃうよね
Q
それは尊厳死が許容されて安楽死が許容されない理由にはならない
暴論過ぎましたね…ベネルクス三国のように安楽死が実施された現場に検視官を派遣するのではなく、検視官を配備した国営の安楽死センターでセラと保証人システムの導入が私の理想です
しかし現実的に尊厳死の延長として医療施設内の実施が関の山かもしれませんね

#1

賛成です。
数字で見るとハッとしました。助けられる命があるならどうにかしたいですね。

自殺の事で個人的な質問すみません。
自殺志願者は、自分の人生すらどうでもいいと思ってると思うのですが、わざわざ安楽死の施設に行こうと思う何か仕組みがあるんですか?

#2

安楽死自体には賛成ですが、それは病気等の身体的な理由により寿命を全うすることが叶わず、命を断つことで本人及び親族が救われるといった限定的な状況のみに許されると考えます。

多くの自殺者がいるので彼らから臓器を移植できれば社会全体として利益を得られるというのは一見合理的にも感じますが、倫理的な問題を無視しているよう思います。

問題1: 行政は自殺志望者の動機について精査し、環境の変化や時間の経過などで改善されうるならば自殺を思いとどまらせる必要があるが、その精査という人の道に外れた仕事を人間にさせるわけにはいかない。国が人の生きる価値を選別する事になる。
問題2: 行政が自殺を許したとして、親族の気持ちはどうなるのか?

私は自殺が絶対悪だと考えている訳ではありません。どうしようも無い理由で死に追い込まれる方がいるのは理解しているつもりですが、第三者(国)が身体的に健康な人の生き死にを判別するとなると話は別なのです。

以上の倫理に関わる人の命の問題は、たった数兆円の利益に劣るのでしょうか。

#3

Philosophical Impulse >>1
『自殺の事で個人的な質問すみません。
自殺志願者は、自分の人生すらどうでもいいと思ってると思うのですが、わざわざ安楽死の施設に行こうと思う何か仕組みがあるんですか?』

自殺志願者であろうと、自殺志願者でなかろうと『安らかに苦しみ無く死にたい』というのは共通の願いかと思います。

#4

>>2
『問題1: 行政は自穀志望者の動機について精査し、環境の変化や時間の経過などで改善されうるならば自穀を思いとどまらせる必要があるが、その精査という人の道に外れた仕事を人間にさせるわけにはいかない。国が人の生きる価値を選別する事になる。
問題2: 行政が自穀を許したとして、親族の気持ちはどうなるのか?

問題1について
基本的な自穀衝動のピークは5〜10分と非常に短く、衝動的志願を防止するためにも、志願から少なくとも1年間のラグを設ける必要があると思われます。その1年間の内に志願者の生活を改善するための情報提供は行うべきですね
借金苦なら自己破産手続き方法、鬱なら生活保護手続き方法と言った志願理由に合わせた情報提供すべきかと思いますが、もし宜しければ、それが何故命の選別に当たるのかお教えください

問題2について
毎年多くの人が誰にもその思いを打ち明けられず、何をどうすれば現状を打開できるのかも分からず、自殺していく訳です。
親族たちの気持ちはどうなるのでしょうか?
自穀の兆候を見逃さず、相談の機会を持った上で自穀を果たせる人々がどれ程いるのでしょうか?
現状、残された親族達は、そもそも無かったかもしれない兆候を見逃してしまったと自分達を恨み、悔やんでも悔やみきれない思いを抱えながら生きなければなりません
安楽死合法化において親族の保証人システムは不可欠です。となると必然的に親族への告白・相談を経由する上に、1年間(未定)の猶予が与えられる

Aさんが確実に1年後自穀すると仮定します
その場合、残された家族にとって1番の幸せなのはどちらでしょうか?

#5

>>4 返信ありがとうございます。

答1:志望者に与えられた猶予期間に、志望者は情報提供をして行政は安楽死をさせるのが適当なのかを判断すること自体が、国による命の選別になるという意味です。

答2:志望者と親族の意見(生きて欲しい)が最後まで食い違うこともあると思います。この時、安楽死を許可しないのであれば当該の志望者と潜在的な志望者はそもそも安楽死に頼らず命を断つようになるので施設の意味がなくなり、安楽死を許可した場合は遺族は合法的に無実の子や兄弟を無理矢理奪われることになります。

最後に、私が安楽死の適用範囲を身体的な都合に限定したのは理由があります。それは、志望者にとって死は確実なものではないからです。つまり、1年後に確実に自ら命を断つ人は存在し得ないので不確実な死を第三者が前もって与えるのは倫理的に良くないということです。

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GIRON編集後記

こんにちは、GIRONの粟津です。

今日のGIRONは”安楽死反対派の皆様へ”です。

今回のGIRONは非常に難しい問題なんだと思います。

賛成する人の意見も、反対する人の意見も、どちらも一理あります。

人の生死に関することなので、誰かが決めるというのは非常に難しいですね。

それを選ぶ本人の意思を尊重すること、これが一番大事なんだろうと思います。

このほかにもさまざまなGIRONが繰り広げられていますので、GIRONアプリで覗いてみてください!

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