安い邦画でよくある田舎の小洒落た喫茶店とそこに入り浸る女は実在する
10月の目標は一日一回更新、と言っておきながら、あやうく更新しないところだった。あぶないあぶない。それでも9月の間は(3日間だけとは言え)毎日けっこうな分量を書いて連続更新できていたのに、10月に入った途端これだ。うっかり更新を忘れていた。いや本当はうっかりじゃなくて、「うわー面倒くさいなーやだなー」と思いながら、やらなかった。わたしにはこういうクセがある。事前準備はがんばるんだけど、それで燃え尽きて、本番はバテバテ。もしくは棄権、というやつ。
今日は一日ちょっとパソコンから離れて過ごした。一昨日・昨日とがんばりすぎたっていうのもある。ここらでちょっと休憩を挟んでおこうと思ったのだ。それが長く続けるコツだろう、と。ということで今書いているのが、パソコンに向かってつくられた今日最初の文章です。
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よく行くカフェが近所にある。食事がおいしくて、地元の奥さんたちの憩いの場、みたいなカフェ。関西に帰ってきた去年の9月、えいやと勇気を出して足を踏み入れて、それから一年ぐらい通っている。最近、本当に最近、9月に入って、ようやくそこのママやスタッフさんとお話をするようになった。初めて自分のことをよく話した日。たぶん2時間ぐらいお互いに話した。それ以降はおしゃべりをするために週1~2で通ってる。
邦画で、田舎の海辺の町にちょっと良い感じのカフェがあって、東京で疲れたヒロインがそこへ入り浸るようになって、話を聞いてもらったり、てんやわんやしたり。そんなシチュエーションを見るたびに、「反吐が出る!ヤッスい邦画やな!!!」と心中叫んでいた。けれどそういうシチュエーションは、わたしが知らないだけで在ったのだ。安い邦画あるあるではなかったのだ。こうしてまたひとつ世の中のことを知っていく。世の中、というか、現実?現実は想像よりもずっと豊かだ。無いでしょそんなこと!と思ってることも、案外ある。嬉しいことも、悲しいことも。
今日、そのカフェでスタッフさんに「メガネもいいけど、はずしてるとウワッ美人!って思うよ」と言われたので、嬉しくなってコンタクトを買いに街へ出た。ついでに先延ばしにしていたフィルムカメラの現像もした。
ということで今日はその写真で終わる。ここまでカフェの話をしといて、カフェの写真じゃないんかい、という感じだが、終わる。それじゃあまたね。明日も君にとって良い日でありますように。
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