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【2023年5月版】オハイオ州で運転免許をとる。

※日本で運転免許を持っていて、国際免許証を取得してから渡米した人向け

前提

オハイオ州では、2021年4月1日から、日本の運転免許証を持っていれば筆記試験も実技試験も免除でオハイオ州の運転免許が取れます。実質、視力検査だけ。

https://nihongo-de-columbus.com/columbus-life/starting-up/オハイオ州の運転免許証の取得について.html

ただ、アメリカあるあるですが担当者によって対応が異なり、不親切な人に当たると「そんな制度は知らない」と突っぱねられることがあるとのこと…。実際に突っぱねられた経験談も聞きましたが、2年前の話なので、制度が始まって間もなかったからかも?とのこと。それにしても、覚悟が必要です。私もめちゃくちゃ憂鬱でした。「知らない」と言われた時用に提示できる英語の資料(日本領事館の記事とか、州法とか…?)を用意していこうと思ったのですが、私には見つけられませんでした…。なので、日本人コミュニティで聞いて、3人ほど日本人が取得実績のあるBMVのofficeを選んで行きました。
それでも何やらファイルを出してきて調べながら3人がかりで対応してくれたので、日本人がすごく多い場所とかじゃないとBMVの方々は慣れていない様子でした。

場所

Ohio BMV(日本語だと交通局?)の、Deputy Registrar License Agency (DR)というところに行きます。Driver Exam Station (DX)じゃなくて、赤いフラグが立ってるところ。

https://publicsafety.ohio.gov/local-office

上記の通り、事前に日本人コミュニティでおすすめ事務所を聞いた方が良いかもしれないです。

予約

すっごい待つよ〜と聞いたので、予約してみた(サイトから予約)。ただ、予約といっても厳密なものではなくて、時間指定もなし。あくまでその日中の、優先権?
ただ、行ってすぐ呼び出されたので一応予約して行った方がいいかも??待ち時間ほぼゼロでした。

持ち物


公式に必要なものはサイト(BMV)をチェックしてみてね。

経験談として、今回私が提示したものは
・パスポート&ビザ
・I-94
・DS-2019
・国際免許証
・日本の免許証
・住居証明2種(職場(大学)から発行されたレター、電気料金の請求書)
でした。全部スキャンして保存されていた。
大学のレターは、私の所属大学では職員向けのポータルサイトから数日でゲットできたよ。

あと必要なのは、現金25ドル
一応クレカとデビットカードも使えるけど、割高っぽい。

身長体重、目の色髪の色を書く必要があるので、身長はセンチ→フィート、体重はキログラム→ポンドで換算してから行くといいよ!

流れ

BMVへgo。私の行ったところはモール的な、お店が集まってるところの一角にBMVがあった。帰りにショッピングもできていいね。

入り口に入ると、電話番号を入れるCheck-in端末が2個あって、電話番号を入れたら自動で「〇〇(名前)ですか?」と出てくるので、Yesとボタンを押せば待機番号が発行される。これは事前予約して行った時で、予約なしの場合は電話番号+名前を入力して、待機番号が発行される感じでした。

呼び出されたら、「運転免許欲しいねんけど」と伝える。U. S. citizenじゃないねんけど、とかしどろもどろしつつパスポートを提示したりして「こいつ…外国人や!」と伝わったら、あとは担当者の人次第で対応が違う。ここで「exam受けておいでよ!」と言われる場合もあるそう。その場合はゴネたり、他の人やbossに確認してよ〜!お願い!とやりとりする必要あり。日本の免許持ってたら試験要らへんねんで、と伝われば、勝ちです。

上記のもろもろの書類を出す。
日本の免許証が向こうの人にはわからないので、IDに当たる部分はどれや?いつexpireするんや?どこに書いてるんや?と聞かれる。「令和○年」について聞かれてテンパる。「あ〜Japanese traditional description of the year」と訳のわからない説明をして、黒歴史が増える。

名前や住所や生年月日を書く紙を渡されて、記入。サインする。

SSNを既に持っていれば、よりスムーズだと思う。現在SSNの発行はCOVIDの影響でかなり遅れているらしく(州による)、私は1ヶ月以上前に申請したけどまだ来ていない。これに関して一筆書かされました。「申請中だけど、COVIDのせいで発行が遅れています。」と書いて「ほんまか?」と聞かれて「ほんまです!信じて!」と言う。

ヤク中ちゃうやんな?とか、未払いの違反切符あるか?とか持病(てんかん)持ってる?とか聞かれる。基本的には全部「No.」。これは書面でも書く必要があって、Noにチェックして、サインする。

視力検査。日本のと違う…。観光地にある、望遠鏡みたいな風貌。のぞきこんで額でスイッチを押している間だけ点灯する感じ。
受付に備え付けてあって、アルコール消毒(セルフ)したのちに覗き込む。
おぼろげな記憶↓

3つ列(column)があって、行(Row)を指定される。各行6つくらい数字が並んでいるので、「右のcolumnのRow5を読んで」と言われたら、そこに書いてある6つの数字を左から読み上げていく感じ。そして、その最中にランダムなタイミングで左右が黄色?赤?に点灯するので、光ったらそちら側の手を挙げます。結構忙しい。
「Left column, Row 5.」
「One, nine, ….(途中で右側が光る→右手を挙げる), two, eight……」
という感じ。

手元にある端末に電話番号や住所や上記問題があるかの質疑応答などが再確認用に表示されるので、確認しつつAcceptのボタンを押して進める。最後にその端末にサイン。料金が表示されるので、現金でお支払い。Donateするかも聞かれる。2ドルくらい。してもしなくても。

事務所のはしっこのブースで写真を撮る。カバンとかを提げていたら取る様に言われる。「Smile!」と言われ、にっこり顔写真が撮られる。私の場合、その場で発行はされなくて、仮の紙が渡された。本物のカードは2-3週間で郵送するとのこと。

これで完了!!!!!!!全部で30分くらい…?これは私のSpeaking能力が足りなくてごにょごにょしたから時間かかったかも。

今回は買った車の登録に必要な、VIN verificationというものをやりたかったので免許もらった後、VIN verificationもお願いしてええか?と聞いてやってもらった。5ドル先払いしたのち、乗ってきた車にお姉さんを案内して、ささーっと見て、走行距離を見てもらって、紙を一枚もらう。5分もかからずに完了。その場でオッケーバイバイ、となる。

危惧していた「日本の免許?なにそれ?」とはならなかったが、「言語の伝わらない猿人」と成り果てた悔しさを感じ、心底疲れた。

抜け作のやらかし

疲れ果てて大学に戻り、憂鬱だった免許取得を終えた喜びを噛み締める。仮の紙を見直す。なにかがひっかかる。まさか住所間違えたりしてないよな…

住所を間違えた。

1234 XX Ave., が正解のところ1324 XX Ave. となっている。私が間違えたのだ。….

とりあえずBMVのHPからリアルタイムチャットで問い合わせてみる。チャットは聞き取り漏れがなくて便利。
「今日免許を取ったけど住所間違えてしもて…」
「In person(対面)じゃないと対応無理やで!」

…。間違えた私が完全に悪い。ということでBMVに30分ほどかけてまたドライブしました。
住所の数字1個書き換えるだけやん!と思ったけれど、ほぼ初めからやり直しでした。つまり、上記の書類をまた提出し、スキャンしてもらい…。でも書いた書類は住所のとこ消して、修正サイン(イニシャルでOK)を書いただけで、書き直しにはならなかった。空いていたおかげで待ち時間なし、担当者同じで話はスムーズに通じた。顔写真も撮り直しだったけど、貼り付けた様な笑みは前回と同じ。追加料金はなし。

「ほんまにすんません」って言ったけど、「お前のせいちゃうって大丈夫!」と言ってもらう。渡米2ヶ月の今現在、アメリカで嫌な対応はされたことは無い。結構みんな優しいです。みなさんありがとう…。

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