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アメリカ騒音日記②

続きです。上階のベッドの軋み音@早朝深夜 で脳がヘロヘロになった話。

結論から言うと、お金を払って、同じ施設内の別の部屋に引っ越させてもらいました。というか今日引っ越す。

大まかな流れ

管理会社に「上の住人のベッドギシ音が大きく、早朝なので困っている」と一報入れる

返事なし

別の棟の最上階がApartment.comに出ているのを見て、「ペナルティ(お金)があってもいいから引っ越させてもらえないか?」とofficeに直談判する。「我々は通常、騒音には時間をかけて対処してから別のoptionを考える。今日言っておくから、その結果を待て」と言われる

翌5時にベッドギシギシ!で起きる

メールする。
「今日言っとくわ!」と返事もらう(言ってなかったんかい)

記憶がない。忙しい時期で睡眠が大事だったので別の部屋で耳栓をして寝たり。ちなみに別の部屋でもギシ音は聞こえる。どないやねん。

朝というより夜11時くらいにギシ!バキッ!ギシ!バキ!(何かベッドに細工してくれたのかもしれないが、正直悪化した)という音がするようになる

泣きのメールを入れる

「上の住人はvery thickなカーペットを敷いていると言っている。証拠を送ってくれ。」と言われる。

録画しておいた動画を送る(プライベートなものなので、言われるまでは送るのは躊躇していた)

約1週間たつ。上の住人と鉢合わせたら気まずいのでコソ泥並みに息を潜めて暮らす。寝るのは別の部屋で、耳栓をする。脳がヘロヘロになる。

急に、「まだunit transferに興味はあるか?500ドルで移動していいぞ!」とメールが来る

「ASAPで移動したいです」とメールする

部屋をいくつか見に行ったりして(間取り全く同じだが)、即日決める。transferプロセスは1週間足らずで完了。

引っ越し先は最上階なので、少なくとも上階の物音に悩まされることは無い。たぶん。私がクレームを入れたのは常識外の時間帯(朝5時、夜11時)のベッド音についてだけれど、そもそも上階はお子さんが居て、ジャンプして、走り回って、日中に爆音で音楽をかけて、とすごい音がするので引っ越せてQOL爆上がり間違いなしである。

調べたこと、感じたこと

証拠は大事

真相は不明だけれど、証拠の動画を送ってからunit transferのオファーをもらうことができた。既に物音に敏感(あのベッドの音が聞こえると、「また始まってしまった!アワアワ!と動悸がする)な状態で証拠を取るのは辛かった。しかし、新参者で、著名人でもなく、(外国人で、)信用のない状態で言っていることを信じてもらうには証拠がないと厳しいのだと思う。録画したり、騒音度を測るアプリもあるので、記録しておくと良いと思う。

パーティーや爆音音楽などの対処法は?

アメリカでは911ではなく、その地域の警察に騒音で通報するケースがあるようです。

今回の私の場合はこういった騒音ではなかったので利用しませんでしたが、パーティーや動物の騒音、車のアラームなどで悩まされたら地元警察という手があるそう。

あと、地域によっては隣人トラブルを調停してくれるボランティアが居る場合もあるそう。ただ、この場合は調停者のもと、両者膝を付き合わせてって感じかな。ハードル高め。

敵は増やさぬが吉

忙しい中、異文化の中、こういう事象に出会うとすごく心が狭くなって、leasing officeの人にも「なんとかしてよ!」と強く当たりたい気持ちになった。法的手段に出られないか?と検索したり(短気だ)。でも、leasing officeの人には「私マジで困ってるんす」と低姿勢で訴え続けて良かったと思っている。結果的にはsupportiveになってくれたし、相手も初めは「よくわからん外国人がワーワー言ってる」と思ってたのではないだろうか。ただでさえ孤独な異国、誰も味方がいなくなるとより辛い状況に追い込まれたのではないかと思う。

これからアメリカでアパートを探す方へ

アメリカの住宅(オハイオしか経験していないが)はとにかく築年数が古く、貧乏ポスドクの手が出る価格帯は築50-60年のものが多い。床は手で押すだけでたわみ、というかそもそも床、かたむいてねえか?というアパートが多いです。ペラペラの建築。なので、これからアメリカでアパートを探す方には、ぜひ最上階をお勧めしたい。壁もペラいので、おとなりの近隣住民がパーティーピープルだったときも詰むのですが。基本的に静かにする時間(大体22時〜7時くらい)が契約で決まっていて、それ以外の騒音については管理会社に取り合ってもらえないことがあるらしい。直接のトラブルは避けたいしね(銃あるし)。住人ガチャがハズレだった場合、撤退するしかない場合もあるみたい。Apartment.comやZillowの口コミと、Google mapの口コミを必ずチェックして、あとはApartmentguide(https://www.apartmentguide.com)の口コミもわりと辛辣だったりするので有用かも。私の前住んでたアパートは、「壁がとても薄いので、隣人と同じ部屋に住んでいるかのように感じることができます!」と書いてあった。これらでミソクソに書かれてるアパートは赤信号で、ミソクソじゃなくても「隣人問題はあるかもな」と思っておくと、ショックが少ないかもしれない。アパートの良し悪しが読めない時は、leasing契約は短めが良いと私は思います。実際は1年契約が多いけれども…。「あと1年これ…?」は精神的にダメージ大きいので、リスクを減らしていくのは良いことだと思います。今回移動できたのは、ラッキーと言える。

今は一人で住んでいるので、苦しみを分かち合う人もおらず、孤独な戦いだった。メールもどう言う感じで書けばいいのかな一体?と悩みながらだったので、n=1だけれども、もし詳しく知りたい方がいればTwitterのDMに連絡ください。同じように悩んでいる方、詳しくお伝えします。

【追記】
引っ越し3日経ちました。めっっっっっっちゃ静か…
わりと念入りにアパートを選んだので、内装は気に入っているし、場所も、付属施設(ジムやプール)も気に入っています。そんでもって静かとなると、これはもう最高。次どこか探す時は、一軒家か最上階の2択。


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