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障害のある子を持つということ

さっき夜眠れなくて何げにテレビをつけた。

出生前診断で陽性が出てしまい、お腹の赤ちゃんがダウン症だと分かった夫婦の葛藤と、ご夫婦が実際産むということを決断され、出産、そして子育てのドキュメンタリーだった。

見ていていろいろ感じることがあった。

私も(他のnoteの記事にもたくさん書いているが)障害のある子を産んでいる。
テレビのご夫婦のように出生前にもし分かっていたら私も同じように葛藤していたに違いない。

障害のある子を本当に育てていけるのか。

将来上の子に負担がかからないだろうか。

そして、私はこの子を愛していけるのだろうか。。確かに誰もが持つ不安だ。

実際障害のある子を育ててみて私は今思う。

この世の中は、資本主義社会なので、他人ないし子供、親もだけど生産性のようなもので人をみる癖が染み付いている。

障害のある人、子はなんらかのサポートを必要とする。確かに子育ても手がかかる。
健常の子の何倍もかかる。

その辺が不安になる要因なのだろうなと思う。

大変?

確かに大変だったかな。

でもいろいろあったけど、よかったな。

悪いことばっかりでもないよ。

今手が離れたからそんなことが言えるのかもしれない。

なんでもそうだけど、100%悪いことなんて世の中ない。

大変だった分、同じくらいいいこともたくさんあった。


大体障害といってもそれぞれだ。

支援学校の中で見てて感じたけど
単純に障害の重さで大変か大変でないか計り知れるものでもないとも思った。

それに期待していなかった分、成長に大きな喜びを感じることができた。

我が子は
「将来歩けないかもしれない」とも言われたのに、今では海外へ1人で旅行へ行ったりしている。

そして私は母としてこれまで知らなかった社会にたくさん気づくことができた。


物事は結果だけではなくて過程が大切なのだとも気がついた。

この子育てがあったからこそ出会えた人もいたし
子育ての道中で会う人にかけられた言葉で大きな気づきを得たこともあった。

我が子は聴覚障害があるのだが、子供が何を言おうとしているのか。
(我が子の)表情、仕草の小さなサインを見逃さないようにしようとした習慣で観察力が身についた。直感も磨かれた。

この子のご縁で仕事が来たりしたこともあったし。

絶望的な事を医者から告げられ、毎日祈ったことで、祈りは通じる。と気づいたことも大きな気づきだった。

というかなんだろう。
経済的な部分を超えて「愛」とは何かということの深い深い勉強になったように思う。

何よりも気づきが多い子育てだったなあ。

息子の子育ての話は↓長いんで何話かに区切ってます。

そんな彼は今大好きなタイへ1人で旅行へ行っている。

赤ちゃんの頃にはとてもじゃないけど想像できなかったことだ。

障害のある子を授かったからといって、どうか悲観しないでいてほしいなあと思う。

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