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昨年行った美術展覚書(モネ、やまと絵)

レビューではありません、メモ書き程度です。

モネ連作の情景@上野の森美術館

私もご多分に漏れずモネ大好き日本人の一人なのでオールモネと聞いて楽しみに見に行ったのですが。

まあ悪くはないです。決して悪くはないです。
なんといってもモネなわけだし、一部撮影もできましたし。
モネの絵の話じゃなくて、展示の話をします。

ちゃんと事前にチェックしなかった私も悪いけど、
これ、いうほど連作なくない?
いや、連作の情景と題するからには、延々とあらゆる季節時間帯の積みわらが並んでたりずーっとエトルタの断崖を見せられたりするのかと思ってたんですよ。
もしくは一室全部睡蓮!とか。
いや、なかったとは言わないけど1つのテーマでせいぜい2、3枚ずつで消化不良というか、私はもっと同じテーマの絵をひたすら見たかった。。。

あと、何を見せたかったの?というのが。
これが今回の一押し!これをぜひ見て!!というのが感じられなかった。
展示にいまいち統一感がなくて流れの中で展示側が見せたい絵に導いていく、みたいなのが弱くて。
有名な絵じゃなくても自信を持って借りてきた絵、どれですか?っていう。


正直、ポーラ美術館の方が満足度が高かったです。
モネは来年も睡蓮特集を都美術館かどこかでやるらしいんでそっちに期待します。


やまと絵@東京国立博物館
これは非常によかったです!
展示数も展示の構成も素晴らしかった!
展示が多すぎて見るのが大変だったくらい。

見るべきポイントと拡大図を逐一示してくれた展示法もよかったし
いわゆる美しい雅な絵巻だけでなく病草紙や百鬼夜行絵巻みたいなものも広く取り扱っていたのもよかった。
個人的には和漢朗詠集と平家納経がよかった。それはそれは美しい豪華な紙に書かれているのですよ。
定家様ファンとしては松浦宮物語にもときめきました。
しかし時間があまりなくて早足で回らざるを得なかったのが心残り。





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