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素因数分解とマトリクス図

困ったとき、行き詰まったとき、タスクが溢れて溺れそうなとき、わたしはそれらに立ち向かうのをやめる。
びっくりするくらいパタっとやめる。

そしてまず、素因数分解をする。

困ったことや溢れるタスクは細かく細かく書き出す。一連のタスクも細切れにすると誰かに預けられるものがあるかもしれないし、知らないことや経験不足があるかもしれない。自覚していない苦手があらわれるかもしれない。なぜ進まないのか、意外なところに原因が隠れていることがあるから、素因数分解する。

次に、1枚の紙をとりだしてその中心に大きく十字を書く。
縦の軸は自助努力を横の軸は時間をあらわすマトリクス図だ。
目の前には細かく切り刻まれたタスクが転がっている。そのひとつひとつをつまんで眺めてみる。
自助努力で解決できるvs自助努力で解決できない?
時間が解決してくれるvs時間は解決してくれない?

もし仮に、自助努力で解決できそうにないようにみえたらそのタスクはとりあえず、脇に積み上げておく。
時間が解決してくれそうなら、やっぱり脇に積み上げておく。
取り組むべきは自助努力で解決できてかつ時間は解決してくれないタスク。

やるべきことが整理されてみえてくると意外とスムーズにことが進んだり、対応策がみえてきたりする。

さらにここで苦手や弱点に気づいたら…それこそがわたしが今立ち向かうべきほんとうの課題。

苦手や弱点を認識することは痛みを伴う。
ダメな自分をまざまざとみせつけられる。
無能におもえるし、今までしてきたことが全て無駄におもえる。

でも…そんなことない、ってわたしはしっている。
苦手や弱点の先には新しい視野が広がっている。
ブラックな環境を受け入れろっていってるんじゎない。理不尽な屈する必要はない。
人生の主体は仕事ではない。
ただ、自分のキャリアや人生を振り返るとき、弱点や苦手を認識していることは強みになるし、何より自分に優しくなれる。

困ったとき、行き詰まったとき、タスクが溢れて溺れそうなとき、それらを素因数分解してマトリクス図に書き出せば、新しい視野を手に入れられるかもしれない。

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