国宝はすぐそこに…
旅好きな捻くれ者、じゃんろぶと申します。
捻くれ者紀行シリーズ、今回は埼玉県熊谷市の中でも旧妻沼町のエリアを歩いてきました。
絵日記風にまとめていきます。
熊谷駅からバスに乗り約25分。
道の駅めぬまバス停からスタート。
まずは、せっかく来たのだから道の駅で情報収集+早めのランチを堪能することにした。
奥に見える建物が道の駅めぬま。
カメラを構えている場所はバラ園で、今は季節ではないが、バラの時期はかなり見応えがありそうだ。
観覧無料なので、近くを通りかかったら寄ってみるのも良いだろう。
中央の池もオシャレな仕上がり。
鏡度は73点くらい。
ホースが丸見えなのはご愛嬌。
無料にしてはなかなかの広さということが分かる。
小腹が空いてきたので食堂へ移動する。
お昼前なので人はまばらだが、ソーシャルディスタンスは十分に保つことが出来た。
注文したのは……ネギラーメン。
お隣深谷市はゆるキャラのふっかちゃんが示すとおり、ネギの一大産地。
ラーメンの麺は熊谷産の小麦粉を使用している。
質素ながら、北埼玉の恵みを一度に堪能出来る。素晴らしい組み合わせだった。
歓喜院というお寺の本堂が国宝という情報を道の駅で入手した。
国宝……。京都や奈良では当たり前に聞くが、まさか埼玉県に国宝があるとは、初耳だった。
(埼玉県をバカにしているわけではありません。むしろ大好きです。)
田んぼにいたオタマジャクシ。
これがカエルになるのだから、驚きだ。
生命の不思議を感じるが、オタマジャクシは音符のようで可愛いのでカエルになるのは少し残念に感じる。
田んぼのあぜ道と青空ほど良く似合う景色はない。
稲穂もつきはじめていた。
稲刈りまでもう少し、災害なく、豊作でありますように。
少し濁り気味な川
だが、これはこれで幻想的な景色だ。
周りの田園風景が良い感じに作用しているのだろう。
寺の参道まで歩いてきた。
このご時世にレトロな家が立ち並ぶ景観は、埼玉県の果てといった印象。
歓喜院までもう一息。
入口に到着。
とても立派な山門だ。
金剛力士像は他のお寺に比べてギョロりと鋭い目をしていた。
後からきた赤子が目が合って泣いていた。
魔除けの力士像パワーを授かったのだろう。
健康に育ちますように…。
至近距離から見た山門。
屋根の造りが、関東でも、ものすごく珍しいものらしい。
帰宅後に知ったため写真が無いことが残念。
山門を振り返った絵
景観も良く、とても丁寧に整備された寺だということが分かった。
本殿へ進む。
このような錦絵風の案内板が個人的に大好きだ。
本殿手前でテンションは最高潮に達した。
ついにお出ましの本殿。
中央の石舞台では、お祭りごとの際に舞う舞台として設置されているらしい。
煙を浴びていざ参拝。
見るものを圧倒するスケール。
秩父の周辺の寺や神社は色鮮やかな彫刻を誇るものが多い。
特にこの歓喜院本殿はきめ細かく、かつ色鮮やかな彫刻が目を引いた。
大昔に行った日光東照宮を彷彿とさせる佇まいだが、改修工事で日光東照宮を担当した職人が関わっているらしい。
ここは紛れもなく、関東の小日光なのであった。
平和の塔という建物も見ていくことにした。
本殿から外れた森の中にあり、こちらは静かで神聖な印象を持った。
五重とまではいかないが、立派な塔だった。
こちらは人も少なく、心を静かにしてお参りをすることが出来た。
鳥の声と森のざわめきが心地よい。
水滴が落ちて、上に一瞬だけ上がる映像をテレビで見たことある人はかなりいるだろう。
手水社の代わりの壺で撮影できた。
水面に広がる波紋と浮き上がる水滴が美しい。
我ながらよく出来た写真と自画自賛した。
満足感に浸りながら、歓喜院を後にした。
熊谷駅まで戻ってきた。
今回の旅では、知られざる国宝に出会うことが出来た。
もう少し観光地化がされないのは、やはり大切な宝を守るためなのかもしれない。
だから、埼玉の国宝の存在を知ることが出来たのは、大きな発見になった。
今回はここまで。
国宝は意外にあなたのすぐ近くにいるかもしれません…。
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