旅とお土産物

旅行といえばお土産がつきもの。
あれは歴史を紐解けば、集団を代表してお伊勢参りをした人が、出資してくれた仲間たちへのお礼に…みたいな文化が源流だったとか。

そうなってくると、今の世の中、当然の権利として休暇をとって周囲に迷惑をかけずに。というのが前提であれば、職場での旅のお土産なんてものは無用なものなのでは?と思えてくる。

もちろん旅で留守をしている間に仕事のサポートをしてくれた人には「気持ち」としてあってもいいとは思うけどね。

実は「職場のお土産反対派」なボク。
価格や量の大小で人間をはかる愚か者が少なからず存在するならば無い方がマシ。なんて思想に基づいていたりする。
当然、家族や友人に対してのお土産はあっていいと思うし、お土産物店というビジネスがある以上、「すべてのお土産反対!」みたいな極端な思想を持つほど子供ではない。
旅の思い出として自分用の何かを買うこともあるし、旅先で美味しかった銘菓をあの人に。みたいなのも素敵なことだと思っている。

今は組織に属していないので、もはやどうでもいい話だけど、「職場の土産物文化」がまだ存在しているようなところがあったとしたら「進歩がないなぁ」なんてちょっと残念な気持ちになる。

それもこれも、以前の勤め先のセンスのないお土産物を自信満々で配る頓珍漢が
イヤだったからってのもあるけど、あれ? ボク自身がお土産物で人間性をはかる愚か者だったりしないか?

人間は常に身勝手な生き物だなと、しみじみ思いました。

GIO.

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