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銀座のゲイの物語4〜トリセツ編3〜

どんな客層なの?

ゲイバーの紹介サイトをご覧になると、
20代、30代のお客様がメインです」や、
サラリーマンが中心です」などと表記されて
いるのを見かけると思います。

なんとなく分かるような、分からないような。

ゲイバーに行き慣れている人には、それでも
想像できるもので、「二丁目でサラリーマン中心
ってことは、あの店に似てる感じかしらね」って。

でも初めてゲイバーへ行く、一人でゲイバーに
行ったことがない人にとっては、

えっ?」「どんな?

って感じよね。

だから、今日はHigh collarの雰囲気をば少々。

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銀座にある二丁目っぽい店

銀座というイメージを持ってご来店なさると、
がっかりします。

高級感漂わず
おしゃれなカクテルがあるわけでもなく
美人ママがいるわけでもなく

昭和、平成、令和の音楽が流れ
外にまで響き渡る笑い声
トイレは共同

グループよりもおひとり様
年齢は20代から70代、体重は無差別の
全方位外交
学生から絶滅危惧種のオネエまで
幅広くのご来店

渋いおじさま
目の覚めるようなイケメン
惚れ惚れするマッチョ
銀座にいるのか知りたいわ

駄菓子のサービス
ママの気まぐれでおでんが出たり
中華料理を出前で頼んだり

カラオケがないのに誰かが歌い出したり
知らない人でも一緒に誕生日を祝ったり
スタッフやお客様が女装したり

High collarはこんな店。
「銀座とは思えない、二丁目っぽいよね」
とお褒めの言葉をいただいたことも。

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お客様もスタッフもママも自由

自由と言っても、そこには大人の社交場
としての暗黙のルールが厳然と存在して、
決して無法地帯ではないのね。

一言で表すなら、
あなた一人が楽しむ場ではないのよ

人が集まり、お酒を飲んで、
隣の人やスタッフと言葉を交わし、
日頃の疲れや悩み、我慢していること、
言いたくても言えないことを吐き出す

嬉しかったことを共有し
一緒に馬鹿な話で盛り上がる
路地裏にこっそりある秘密の隠れ家

明日も頑張ろうと思え
今夜は楽しかったと感じていただき
また来るねと言っていただく

そんな空気感を守りたいと願い、
High collarを続けています。

泣き顔で来ても、笑顔でお帰りください。

いつもありがとうございます。
またお待ちしております。

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