![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/98411280/rectangle_large_type_2_5d485fce8eaf2cbbd9173cf9429b1dc6.jpg?width=800)
帰る途もつもりもない@合田佐和子展
三鷹市美術ギャラリーへ初めていきました。
三鷹を通る用事があるのは、いつも月曜日。
(休館日だから鑑賞できず。)
ポスターの銀幕女優を描いた絵に添えられた
「帰る途もつもりもない」という言葉に
なにか潔さを感じて鑑賞したくなりました。
合田佐和子(1940〜2016、高知出身)は
オブジェ、絵画、写真など時代によって表現が
どんどん変化していく美術家でした。
奇怪でエロティックな少し怖い作風の頃は
唐十郎や寺山修司によるアングラ演劇の
舞台美術やポスター制作を手掛けました。
70年代からは、独学で油絵を始めて
往年の銀幕俳優たちのポートレートを描きました。
(絵はがき3枚買いました♪)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/98411836/picture_pc_2c8f6ef4749996eadb8fc30a1bcf3fd4.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/98411837/picture_pc_34aef95c2faddcab877a3d65d1c15cdd.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/98411838/picture_pc_809630fd0cebd324b05f58f27c5689d1.jpg?width=800)
80年代のエジプト滞在を機に、一転して
明るいパステル調に変化しました。
一つのスタイルに留まらずに繰り広げられた
仕事は、美術の「正史」からは外れた特異な
存在と見られていました。
没後初の個展となる今回の大回顧展では、
300点を超える作品が展示されていて
とても見応えがありました。
途なきみちを駆け抜けた一人の美術家・合田佐和子。
【多様性】が受け入れられるようになった現代に
存在していたら、、、、と
少し残念な気持ちになったのでした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
私は、多感な10代の頃に寺山修司の詩集を
愛読していました。
表紙の絵と挿絵は、宇野亜喜良。
だから、私の記憶の中ではこの2人はほぼセット。
そんなことを思い出しながら帰路につきました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/98412102/picture_pc_e864e63dcf1553fd41b9fe00566788ff.jpg?width=800)
最後までお読み下さりありがとうございました。 内容が気に入って頂けましたら、サポートをお願いします♪ 頂いたサポートは、今後も書き続けていく意欲&新たな活動費、加えて他のnote仲間たちの素敵な記事購入費とさせて頂きます♪