答えを出すリーダーはもういらない

あなたは、リーダーと聞くと何を想像するか。
能力の高いもの?
忙しく動いてるもの?
まとめてくれる人?

以前に、「チームが必要とするからリーダーがいるわけで、リーダーよりチームの方が大切」とお伝えしたことがある。
そうなると、能力が高いからチームが必要とするのか?
はたまた、忙しそうにしているからリーダーに選ばれるのか?
おそらく違う。
そこで、もしかしたら「まとめてくれからリーダーがいる!」ってここで思う方もいるかもしれない。
しかし、まとめるのは裏方のサポートの役割であって、リーダーの役割ではない。

では、リーダーの役割とはなんなのか。
また、今求められるリーダーとは一体なんなのか。
これを紐解こうと思う。


特に今回は、リーダーという立ち位置に困っている方

・リーダーシップに自信がない
・部下がついてこない
・部下が育たない
・部下に尊敬されてない

などと思っている方は最後まで見てもらいたい。

そもそもリーダーというものに対して、
このようなことは思っていないか?

・上司は責任が重くて大変そう
・嫌われ役もしないといけない
・労働時間が伸びて大変になる

ここから、
「リーダーになりたくない」
「リーダーは大変だ」
と勝手に思っているということ。

そう言った方は、おそらくリーダー像が古いかもしれない。

まず、リーダーに対する5つの囚われがある。

1. 上司万能 

上司は部下より優秀でないといけないと思うこと。
これは、
「自分が一番でないといけない。」
「部下から自分の技量を見られている。」
と言ったもので、そこに対する重みを感じてしまう。
しかし、これは裏を返せば、部下の可能性を潰してしまっていることを気づいた方がいい。部下がリーダーを頼りすぎて、部下自身の成果を上げることができなかったりするということだ。

2. 厳格指導 

「部下は厳しく育てないといけない。
むしろ厳しくしないと育たない。」
そう言って厳しくしてしまう。
ここでポイントなのは、育って欲しいということ。だからこそ、
部下との距離を縮め、何でも意見を言いやすい環境にすることが必要なのだ。
厳しい環境は、成長を阻害する。

3. 番人一緒 

自分もできたなら部下もできる。
そう言って、勝手に部下への期待値を上げてるだけで、「その人にはその人の強みがある。」というものを理解していない。
今の時代は個性重視とも言える社会なのだ。

4. 閑人無能 

暇な人は能力がない。そう思い込んでいないか?
そもそも、ずっと忙しい状態で忙しい自分から解放されない人が本当に優秀なのか?
本当に優秀な人は、暇でも成果を上げ続けることができる人だ。

5. 高目標高結果 

目標は高ければ高い方がいい。
確かに目標が低いと、「誰でもできるだろう」そう言った気持ちに部下をさせてしまい、ワクワクをとってしまうかもしれない。
しかし目標が果てしなかったとしてもどうだろう?
逆にゴールが見えず、「今自分は何をしているのか」
そう言ったやらされてる感のでた気持ちにしてしまうかもしれない。
重要なのは、「めちゃくちゃ達成したいし、達成できそうだし、達成させないといけない」

この丁度良さを重視することである。


このような5つの囚われをまずはなくして欲しい。
では優秀な今のリーダーとはなんなのか。

それは

「デザイン型のリーダー」

だ。


少し前は、「トップダウン型」と呼ばれ、 
”答えと正しさを提示”することが必要だった。

そしてのちに「ビジョン型」へと移り
”ビジョンと方向性”を持ったリーダー、いわゆるカリスマ性が必要になった。

そして現代では、「デザイン型」
”環境を作り引き出す”リーダーが必要とされている。

今の世の中、正しさや答えはわからない。
リーダーだけが正しさやビジョンを示すのではなく、部下一人一人が示す。


そして、デザイン型の場を作ることに徹底したものが以下である。

・会議力ー会議において意思決定する力
・面談力ー面談によって共感度を高める力
・研修力ー研修のような場を使い自己成長を高める場


リーダーが勝手に決めるは良くない。
自分一人で決めてはダメ。
リーダーは決まるような場を作る。
これが会議だ。
また、それにはファシリテートが必要だ。

そして面談の場で、一対一の時間を設け、
共感度を高めていく。

さらに、成長すべきものに関しては、研修という形で落としていく。


なので、労働時間は関係ない。
重要なのは、「相手の能力を引き出せるかどうか」である。

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