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個人開発のゲームを商標登録してみた記録

リリース後に焦った話し

1月に商標申請をしてみて、申請から3、4ヶ月かかってようやく商標登録完了および証書が届きました。

1月、リリース後にそういえば商標登録しておかなくていいんだっけ、とふと思い商標を取り扱うサイトで検索してみると、類似の登録がすでにあるため別の名称の検討をお勧めしますとのこと。

タイトル名を決めるとき、ググったりストアで同じ商品名がないかチェックはしてましたが、商標専門のサイトでちゃんとチェックしてなかったことを後悔。もしかしたら訴えられたりするんじゃなかろうか・・と冷や汗をかいた記憶があります。

焦って弁理士さんに相談したところ、全然いけますよ感漂う頼もしいアドバイス。商標には単純な文字の比較だけでなく、3つの概念(外観、概念、称呼)で類似性を判断されるそう。(詳しくは他にも審査に影響する要素は色々あるようです)また担当する審査官や商標の分類によって色々とありそうで複雑でしたが、ウェブサイト上ではもちろんそこまでチェックできない様子。そのため、商標の検索サイトで類似性が疑われる際は、まずは弁理士さんに相談するのが良さそうです。

※弁理士・・・知的財産権に関する業務を行う国家資格を持つ専門家

商標登録はおいくらまんえん

申請にかかる費用は弁理士さんに依頼するか、自分でやるかによって変わりますが、依頼した場合の内容は下記の通り。

まず弁理士さんの手数料。専門的な助言はもとより、申請書類作成いただいたり代理で申請に行ってもらったり等です。

次に、商標には区分というものがありまして、適切なものを選ぶ必要があり、申請する区分の数に応じてお金がかかります。

また、申請にあたって急ぐ理由がある場合、早期審査制度というものが活用でき、そちらも使う場合はお金がかかります。(お急ぎで3、4ヶ月、通常で10ヶ月。ただし時期によるそう)今回はリリース後に焦って取得するタイミングだったので活用しました。

審査が通ると登録費用がまた別途かかります。(つまり審査にかかる手数料+登録にかかる手数料は別)そして、有効期限を5年か10年か選ぶことができます。今回は10年で取得してみました。

手数料+早期審査+2区分+10年登録=165,500円となりました。

どうしたらよさそう

自分で申請して早期審査も使わず5年登録とかになれば10万円は切るかもですが、よっぽどの実績や自信がない限り、リリース前に売れるかどうかわからない段階でこれを申請することができる個人開発者はなかなかいないと思いますので、

1.Googleやストアだけでなく、ちゃんと商標登録のサイトでチェックする
2.リリース後反響があり、末永く守りたいなら早めに申請する

くらいでよいのかなと、思ったり。

※あくまで個人の感想です


そんな大変な思いと大金をはたいて商標登録したゲームはこちらです、プレイしてもらえるとつぎの商標登録(人柱レポート)が捗ります。

iOS

Android

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ginolabo.soulvars&hl=ja&gl=JP

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