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【2024年2月14日】ネットの仕事=楽して儲ける仕事、ではない

 私は自営業でWEBサイトの制作や管理などをやっている。そのつながりで、依頼があって条件が合えばネット関係の仕事は何でもやる。
 初めて会う人に「ネット関係の仕事をしている」という自己紹介をすると、「楽して儲けてる奴」と頭ごなしに決めつけてくる奴とか、それでいきなりヒートアップして説教してくる奴とかがいる。
 決して多くは無いけど今までに何人もいた。2年前に入院していた時にも世間話で仕事の話になった時に、遠回しにそういうことを言われたこともあった。
 世間ではそういうイメージなんだろうなぁ……。

 以前、仕事の付き合いで飲み会に参加した時、変なオッサンに絡まれて延々と苦労話を聞かされたことがあった。
 何度も転職して色んな仕事をしてきた人らしくて、話はほとんど聞き流して覚えていないけど、妙に印象に残っているのは「1本50円のボールペンを売る」話と、「飛び込み営業で墓石を売る」話。あと、「親しい友人に営業をかける苦しさ」っていう話もあったっけ。
 直接的な言葉では言ってこないが、どうやら、私が楽して金儲けしててると勝手に決めつけてきて、仕事の苦労を説明しているようだった。どんなエピソード話も最後は「お金を稼ぐということがどんなに大変か」という説教じみた締めになる。

 完全に余計なお世話。
 私がどれだけ走り回って営業して、どれだけ寝ないで作業してきたのか、全く分かっていない。それを言うのだが全く理解しようとすらしない。

 一度だけだけど「ネット関係の仕事」って言っただけで株の売買で儲けてるデイトレーダーだと決めつけられたこともあったなぁ。あれは本当に心の底から意味分からな過ぎて笑えた。
 最近はそういう無意味な飲み会に全く行かないけど、最近なら「ネット関係の仕事」と言ったら、転売ヤーとかYouTuberとかと思われるのかなぁ。中途半端な知識だけある人なら、インプレッション稼ぎがどーのこーのとか説教してくる奴もいそう。想像するだけで面倒臭い。

 こんなにネットが当たり前になった世の中でも、ネットの仕事を理解してもらえる時は永遠に来ないのだろうなぁ……、という絶望を感じている。
 普段の生活に密着してる普通の仕事なのに。机に座ってパソコンで作業している格好が楽に見えるのかもしれないけど、それは仕事の一部分であって、楽でも何でもなくて他の色んな仕事と全く変わらないのに。ネットを利用した詐欺まがいのこととか犯罪にはならけど社会的なモラルやマナーに反しているようなことをやってる奴もいるけど、それはごく少数の悪い奴等がやっているだけで、大半の人は真面目に仕事してるのに。
 でも、きっとこういうのはネットの仕事だけじゃないんだろうなぁ。多くの人達が普段から何気なく当たり前のように利用していて、世の中にものすごく役に立っている仕事なのに、実情を理解されていない仕事は世の中にたくさんあるんだろうなぁ。辛い世の中だ。
 みんな頑張れ。

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