神戸市外国語大学「音、声、ことば 新たなつながりを求めて」
神戸市外大中村仁美先生による企画、
「音・声・ことば 新たなつながりを求めて」
"イーハトーブをここに"のシリーズで賢治さんの大甥宮澤和樹さんにお会いできました。
11/3にはわたしも「南米、神秘の音を求めて」で公演をさせていただきました。今回はいよいよ最終回。
戦火の中で祖父(賢治の8歳下の弟)清六さんが、
防空壕の中で賢治から託された原稿を燃えないように必死で守ったこと。(壕の奥に備蓄していた味噌で入り口を固め、醤油で火消しをしたらしい)
その防空壕を作るように言ったのは詩人高村光太郎さんだったこと。
音楽に魅せられ、カルテットができるようにチェロ、バイオリン、ビオラを取り寄せて
みんなに貸し出していたこと。
(そのうちの一台の150年ほど前のスズキ製バイオリンを見せていただき、触らせてもらえました)
雨ニモマケズという手帳のメモは
作品だったわけではなく
死の間際の法華経の教え、
「行く」という
「行動すること」を最期まで尊び、
そうあれなかった自分への祈りだったことなど、
すぐそばで聞く和樹さんの声は、
やはり血の濃さを感じずにはいられない"音"の近さがありました。
来年は作品を持って、
未踏の地、岩手花巻の
林風舎にも行ってみようと思います。
ひとりで素足で大地に立つように、
自然宇宙が向ける
透き通ったまなざしを持って見つめてゆきたい。
「銀河ノコモリウタ」
kawole/歌手
管啓次郎Keijiro Suga/詩人
柴田元幸/翻訳家
小島ケイタニーラブ/シンガーソングライター
辺口芳典/詩人・俳優
渡辺 亮/パーカッショニスト
Isa Guitarra/ギタリスト
安野谷 昌穂/美術家
音楽はこちらより
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