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宮沢賢治朗読音楽会「銀河ノコモリウタ」旧グッゲンハイム邸ライブレポ

2021年11月23日に開催した、
宮沢賢治朗読音楽会「銀河ノコモリウタ」その1
夜の部は、もう何度訪れたかわからないくらい歌わせていただいたり、読ませていただいたりと大好きな場所旧グッゲンハイム邸で。

竹、松、樫、ススキ、クロガネモチ
彼らがやってくると風がどうっと吹き始め、
辺りはまるで黄金の野原になる。
そしてことばは歌うよう
第七次元聴覚。

光が、空気が、
そうありたかったように静かな神聖さで満たされ、
音もかたちもずっと長い間そこにあり
きっと何ものも変えることはできない。

植物たちが差し出す手を、
そっと握りかえす
どんぐりと赤い実の首飾り。



木々を設置した場所に美術家安野谷昌穂さんが今年も作品を飾ってくださいました。

ものがたりは「どんぐりと山猫」「銀河鉄道の夜」より、「農民芸術概論」。



飛び入りゲストではモデルのmihoちゃんにも精霊の役で出ていただき、遠くは鳥取から、
また今回のリターンである朗読レコーディング参加権を購入くださった方々も関東から来てくださり、あたたかで静かな熱に満ちた夜になりました。



朗読 kawole
ギターIsa
パーカッション 渡辺亮
美術 安野谷昌穂
植物設営 ヨリウメヒデキ,kawole


支援くださっている皆さまには、
本当に感謝でいっぱいです。

持ちすぎてきたわたしたちはもう
多くのものはいらなくて、

コンクリートの下で息を潜めている
幾億もの眠った種の銀河を想う。
ひとしずくの水に全ての螺旋が描かれるように
わたしたちがほんとうのほんとうに
見たい世界。

命があって、生きているって、
不思議で面白く、
なんという豊かさなのだろうと感じています。
一緒にいてくれてありがとう!
今までも、
これからも。



photo :Masahiro Iida飯田 昌裕
「銀河ノコモリウタ」

kawole/歌手
管啓次郎Keijiro Suga/詩人
柴田元幸/翻訳家
小島ケイタニーラブ/シンガーソングライター
辺口芳典/詩人・俳優
渡辺 亮/パーカッショニスト
Isa Guitarra/ギタリスト
安野谷 昌穂/美術家

音楽はこちらより。

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