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「声の星座」#4岩手編

岩手へつないだ「声の星座」朗読リレー。

「声の星座」朗読リレー #14
宮澤香帆さん/小学校教諭
銀河ノコモリウタ「真空溶媒」フィールドレコーディング


「林風舎」で宮沢賢治グッズの販売に携わってこられましたが、この春から念願だった盛岡の小学校教諭として赴任が決まったそうです。香帆さんは宮沢賢治さんの曾姪孫(戦火の中、原稿を守られた弟の清六さんのひ孫)。
賢治さんに最も近い音の周波数をレイヤーする事ができ、声を収録した瞬間鳥肌が立ちました。どこか面影のある佇まいを感じさせます。その声の方も賢治さんの声に思いを馳せながら楽しみにしていてくださいね。


「声の星座」朗読リレー #15
小田原良二さん、平井久美子さん/食堂店主
銀河ノコモリウタ「真空溶媒」フィールドレコーディング


盛岡市紺屋町で30年来食堂を切り盛りされているお2人。料理は開店時から変わらず玄米定食のみで、音楽もなし、余分な会話もなし「食う」のみの潔さ。

マスクをすることになってからお化粧ができなくなったそうですが、久美子さんはいつも真っ赤な口紅でお出迎えされていたそう。そして宮沢賢治「注文の多い料理店」初版を出版した盛岡「光原社」併設の喫茶室を開設された初期メンバーでした。かっこいいおふたりだなと思い、緊張感ありましたが、お昼ご飯をいただいた後、お願いしてその場で読んでいただきました。

「声の星座」朗読リレー #16
菊地純朗さん、洋子さん/カフェ店主
銀河ノコモリウタ「真空溶媒」フィールドレコーディング

盛岡市愛宕山下の自然豊かな場所にある、古い建物でカフェを経営されているお二人。敷地内には桜の古木や木蓮の木、あちこちに福寿草やクロッカスが咲き乱れ、暖炉を囲む時間はまるで桃源郷のようです。
窓にはミナペルホネンの皆川さん直筆の花のクレヨン画も。

2017年にリリースしたアルバムが不思議な縁で数年前に岩手に渡り、初対面にもかかわらず今回の盛岡の旅を全てアテンドしてくださいました。
リリースの折には是非こちらで音楽会を開催できるといいな。

「声の星座」朗読リレー #17
早坂大輔さん/書店主
銀河ノコモリウタ「真空溶媒」フィールドレコーディング

#15 の食堂くふやさんにて久美子さんのこれまでの玄米定食の記録写真集を見せてもらい、その手作りの本の温かみに、この本を作った人に会いにいかなくてはと出向いた盛岡市紺屋町の書店「Booknerd」。

小さな書店ながら選書が面白く、今最も気になっている聴覚とサウンドスケープにまつわる本も見つけることができました。
こちらの書店では柴田元幸さんが翻訳教室と朗読会も開催されたことがあるそうです。とても良い出会いになりました。


なるべく準備されたものや予定されたものにしたくないので、ピンと来た人をゲリラで訪ね、それぞれの「場」で「声」を採取しています。

「真空溶媒」
東京都大田区雑色小学校/管啓次郎さん(詩人)→東京都大田区六郷土手/小島ケイタニーラブさん(シンガーソングライター)→東京都大田区水門商店街/柴田元幸さん(翻訳家)→神奈川県茅ヶ崎市/吉田地子さん(花療法家)→静岡県熱海市上多賀/新居幸治さん(ファブリック・アーキテクチャー)→静岡県熱海市銀座町/太田晴子さん(アパレルスタッフ)→兵庫県西宮市青木町/中原誠さん(家具職人)→兵庫県西宮市若松町/ミシマショージさん(パン職人)→兵庫県芦屋市西山町/上田久美子さん(脚本演出家)→大阪府大阪市此花区/辺口芳典さん(詩人)いちえちゃん(6才)→奈良県磯城郡/片岡秀晁、片岡美津代(父母)→兵庫県川西市/加藤博久さん(ブックストア店主)→岩手県花巻市/宮澤香帆(宮沢賢治曾姪孫)→岩手県盛岡市紺屋町/小田原良二さん、平井久美子さん(食堂店主)→岩手県盛岡市愛宕町/菊池純朗さん、洋子さん(カフェ店主)→岩手県盛岡市紺屋町/早坂大輔さん(書店主)

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