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記事一覧

詩)世界が屠殺場に(夢)?

もしも繰り返し屠殺場へ連れて行かれる夢をみたら それは夢のようで夢でなく明日シャワー室に…

詩)8月 連鎖し想像する 夏

署名簿にハングル文字や広島夏     小沢真弓 行き場さがすピカ・ドンの日の三輪車  …

詩)79年目の8月6日

詩を書こうとしてメモ帳に向かうと 母がテレビを見て面白そうに笑っている 79年目の8月6日に忘…

詩)パレスチナのジャーナリスト・イスマイル・アル・グールは殺された

ほんとうに悲しい言葉は  いつも辛すぎる 言葉は もう言葉の形を失う それでも 伝えること 伝…

詩)藤岡事件(改訂版)

大正12年(1923年)9月1日 この日 関東は台風接近による強風が吹き荒れていた 12時には東京で…

詩)ひとの明日

滅多にいかないちょっと難しい議題の会議に その日はなんの用事もないので断る口実もなく 行く…

ルポ4.22 大久保ひかりのうま「パレスチナへの詩とうた」「きっと、伝説として語り継がれる夜になる」 

4月22日、大久保駅から徒歩30秒「ひかりのうま」では17時に音楽関係の音合わせリハーサルが開始されていた。白拍子の桜井真樹子さんの呼びかけで「パレスチナへの詩とうた」に集まった様々なジャンルを超えたアーティストたち。私も18時の詩のリハより早めに「小屋入り」したが、すでに歌人の大田美和さんはスタンバイしていた。詩人の伊藤芳博さんが岐阜から来られた。初対面である。「実はロードバイクで走行中にトレーラーに接触されて。死ぬところでした。」とびっくりするようなお話をされる。ソマイア

詩)アンダーコントロール

僕らは ぼくとぼくは  安心している なぜかも考えないで 生きている 僕ら ぼくとぼくは …

詩)立ち眩む

「無駄に並んでしまった」 ガザで避難民となった少年は何時間も列に並んで待っていたが、飢え…

詩)不問

ああ神よ これはいったい何ですか? 彼らはわずかな小麦粉を求めて身をかがめ、そうっとやっ…

詩)約束


あのときは
上手に飛べなかった 世界はもう一度 包まれるだろうか 交わした約束 やわら…

詩)声をあげられるのは、私たち

「ビカッフェ!ビカッフェ!ヤーアーラム! (世界よ!もうたくさんだ、もうたくさんだ!)」 …

詩)人を好きになるって

人を好きになるって なんて 簡単なことなんだろう なんて 複雑なことなんだろう 人を好きに…

詩)杉田水脈への短い詩

【朝鮮人追悼碑の撤去終了を宣言  高崎市の「群馬の森」公園、20年ぶりに原状へ】 本当に良かったです。 杉田水脈はこう言った 理性とは何か 過去を知ること 許し合うこと 尊敬し合うこと それは何か 本当に良かったのか 強制連行はなかったのか 原状とは何か 僕は何もできなかった ここから何が出来るか いま 思う