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在宅的黄金週間日記

実家暮らし社会人のGW事情を雑記。日記は苦手だけれど4日間ならいけるかな…?(初日は連休の嬉しさを噛み締めるのに必死で日記書こうなんて思わなかった。主に河出から出た恩田陸のムックを読んで過ごしました)

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5/2
昼ごろ起床。朝昼兼用でトーストと菓子パンを食べる。今日の自宅メンは母、弟、私の3名。(父は仕事)
とりあえず部屋が汚すぎたので掃除機をかける。そろそろ虫に注意が必要なので物陰を念入りにチェック。
米津の何年か前のアルバムBOOTLEGを通しで掛けながら埃を追いかけ回した。
今まで飛ばしてた曲の中に好きな感じのがあってちょっと得した気分になる。

アリスが超良かった。あとムーンライト。
春雷は教習所の待合室でめっちゃ流れてた記憶。

最近ワイヤレスイヤホンにしたので、掃除の手がイヤホンコードに引っかかったりすることもなく非常に快適だった。今日は掃除機をガーガー掛けてたのでアレだけど、音質もめちゃくちゃ良い(気がする)。いい感じの残響感?があって音のニュアンスがすごいよく分かる(気がする)
。アコースティックな感じとでも言うんだろうか。音を切った後の響き?アーティキレーションがとにかく良い感じ。楽器同士の音の分離も良いので、このイヤホンで聴くと新しい発見があるのも嬉しい。

買ったのはこちらです。ニッパーくんが可愛い。

https://www.victor.jp/headphones/wireless/ha-fx100t/

自分にしては良いお値段の買い物だったけど、めちゃめちゃ満足。素人耳でもこんだけ印象が変わるんだから、オーディオマニアと呼ばれる人がいるのも頷ける。

先週から自主的に開催中の「ゴールデンカムイ全巻読み直し」もようやく佳境。
今日は鯉登誘拐事件あたりからスタートして最新刊まで無事完走。
今回の読み直しのテーマは杉本の殺人シーン。不殺を貫くアシリパちゃんとの関係性の推移とかと照らしてなんか言えないかなあと。

初めて読んだ時の印象としてはめっちゃサクサク人殺す主人公だなぁと思っんだけど、実は意外とそうでもないんだよね。殺すことは殺してるけど。

この主人公が人を殺す殺さないが少年漫画と青年漫画を隔てる一個の壁なような気がする。
もうちょっと言うと、人間が人間のまま殺す、殺される描写があるかって感じ?

最近一世を風靡した鬼滅や現在進行形でブームな呪術では、人間だったもの(鬼とか改造人間とか)を人間である主人公が殺すことはある。我がバイブル鋼の錬金術師もたしかそんな感じ。
この3作では主人公たちは自分が手にかけた人間だったものを人間として屠ってる点が共通していて、これでもまた何か言えそうだなぁと思っている。

対して、ゴールデンカムイとかこの前まで一気読みしてた無限の住人とかは、人間である主人公が人間を殺す。
ゴールデンカムイでは、自分たちとは違う人間と思って手にかけたという描写があるけれど、これはそうでも思わないと殺せないという自衛のためのマインドコントロール的側面が強い。そのことによって一層、人間を殺すということが浮き彫りになっている気がする。

そんなに漫画沢山読んでる訳じゃないから一概には言えないけど…。もしかしてルフィとかナルトってめっちゃ人殺してたりすんのかな??

ここら辺のことをまとめた文献とか研究ってないのかなぁー。

あと、少年漫画、青年漫画系で気になってるのが「なんで主人公は肉弾戦型、近接型が多いのか」ってやつ。

ゴールデンカムイ、去年の今頃ハマったんだけど未だ熱冷めやらぬって感じだ。この陣営?敵味方がどんどん入れ替わっていくのがめちゃくちゃ面白い。あと、ほんとに尾形が最高。一体何がしたいのか未だに分かんないし。
コロナ終息したら北海道旅行に絶対行こうと改めて決意した。北鎮記念館超気になる。

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5月3日
昼過ぎ起床。今日のメンバーは父、母、弟、そして私の全員集合。朝兼昼のサンドイッチを食べながら、NHKの特番ワイルド東京を見る。

東京の街中で暮らす野生?動物の姿を追ったドキュメンタリーで、前にもチラッと見た記憶があるので多分再放送。
何ってはっきり言えないけれど、映像の作りがすごくカッコ良い。生き物の生態だけじゃなく、東京って変な街の姿?がしっかり映されてる感じがする。
街自体のアンバランスさ?と都会の中の動物っていう意外性の相性がいいのかな。

お寺の敷地で生き物の捕食劇を撮ってるところも、ちょっとパンチが効いててカッコよかった。
ハエトリグモ、ヤモリ、カマキリ、カエルが順に出てきて捕食されていくんだけど、このラインナップ自体が文学チックな気がする。影を使った描写も陰翳礼讃って感じ。

自室に引っ込んで、会社の人から借りた(というか読みなさいと渡された)「なんだ、けっきょく、最後は言葉じゃないか。」の続きを読む。だいぶ長いこと借りてしまっているのでそろそろ返さなければ。

読んでみると、仕事柄なるほど!!と思うことも多く勉強になる。だけと、人から読みなさいと言われるのはこの本に限らずちょっと辛いな。休みの日に読むものならなおさら好きな本を読みたいし…。でも上司からだと中々断れないよなぁ。
そう言えば、大学生の時なんかの授業で、面白いばかりの読書だけしていてはダメ。ちょっと背伸びしてでも難しい本を頑張って読むことも必要。って聞いた覚えがある。

当時は正直、楽しくない読書はちょっと…と思ったし、自分の好きな方向にばかり手が伸びがちなのは今も変わらない。けれど、学生時代のしんどい読書体験のお陰でまずそういう本の存在を知ることができたし、それらにどうやって立ち向かうかがなんとなーく分かったのは良かったのかなと思う。(方法を知っていても読みこなせるかは別だけど。

ちょこちょこ一緒に仕事しているデザイナさんから着電。お休み中に進めていただき本当に感謝しかない。すぐに確認できるようPCは付けておくことにする。

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この通り、2日しか続きませんでした。3日坊主より酷い。

後半2日はネトフリでヘルシングを見たり、ヤンジャンでゴールデンカムイを最新話まで読んだり、輪をかけて自堕落に過ごした。ヘルシング、めっちゃカッコいい。なんで誰も教えてくれなかったの!
そしてゴカムは本誌がアツい!これはもう単行本読みには戻れない……。単行本も出たら買うけど。

GW中、散歩したいとか本屋行きたいとか色々思ったけど結局一歩も外に出なかった。後ろめたく思いながら遊びたくないからなぁ。罪悪感とか持つだけもったいないので引きこもりを謳歌しました。友人知人の中には、毎日違う場所に遊びに行って逐一SNSで報告している子もいたけれど、精神構造が違うんだろう。

木曜日にほぼ1週間ぶりに外に出たら、すっかり季節が変わっていてびっくりした。太陽が近づいてきていて、マスク越しにも緑の匂いが濃くなっているのが分かった。

夏の夜ってすごくいい匂いがするんだよね。今年もマスクごしに嗅ぐことになるんだろうか。


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