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真夜中に誰が隣に居たらいいのかという話

しめったぱんつかしめってないぱんつかでいったら、湿ってないパンツの方がいい。
そういうことで朝からどうしても履きたいパンツのためにドライヤーをして乾かしたけど、案の定しめっていて、パンツについて考えていた。

ぼんやりな目で、
イヤホンで音楽を聴いて歩いていると
なんとなく右に人がいるなぁとか、
左に自転車がいる感じがするなあとか
思って感覚を研ぎ澄まして生きている。
今日はその錯覚が悉く外れて
自転車と歩いてるなあと思ったら
人間なんてもってのほか誰もいなかった。
今日はそんなヘンテコな感覚の日だ。

朝、梅の葉っぱを見て、
ふと、紫蘇に似ているなあと思って
「梅の葉っぱとシソは似てるから、
梅干しにすると相性がいいのかなあ」と
ぼんやり呟いた時に、隣にいた人が
「素敵なことに気づきましたね」っと言った。
やさしく小さな発見を共有するように
伝えてくれるその言葉に救われてるんだなあ。
別にこれは気づきなだけで、なんの因果関係もないと思うけれど、そうであっても良いじゃないか。

最近夜が気に入っている。
街を徘徊している。
そして、座れる場所で本を読む。
うるさい音を消したくて、
耳にはイヤホンでジャズを聴いて
なんか酔いしれてるような気分で
完全に夜に飲まれてしまっている。

最近は文章がみるみる出てきてとても良い調子だ。別に大したことはない、小さな気づきでさえ感じられることが嬉しい。

意味のわからないことを私は言ってしまうけれど、その意味のわからない言葉の中に自分なりのあーこれとても意味のあることだなあって思いながら話してしまってる時があって、そういうときに、「何言ってんの?」って意味をわかろうとせずに否定だけする人がいる。別に、突っ込んで欲しいだけの時もあるから一概にそう言えないが、あーここは「何言ってるの?」って突っ込む時じゃないなあみたいな感覚の時があって。これは、ただわかって欲しい、わかろうとして欲しい自分がいるってだけのことのようである。これが続くと自分のそのくだらないけど大事な気づきを感じようとする気持ちが減ってしまう気がして、私はたぶんそういう人といっしょにいないほうがいいんだろうなあって考えた。

真夜中にはそんな気持ちが増大するからこそ、空気でわかるあなたがいて欲しいのです。

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