見出し画像

6月前半の日記

0605
浅草の国際通りにはちょうちんが飾られていてちょうちんには「祭」の文字。みんなすっかり半袖をきている人が増えて、店の前でお客さんを呼び込んでいる平日夕方。明るい夕方を感じると、この夏至までの時間が愛おしくてたまらないなと、毎年感じている。空の奥には大きな雲が見えていて、その雲がもう夏のものだった。空に奥や手前なんてものはないのだけれど。進行が変わるのを待っている時に、スクールバッグをもった高校生のスマートフォンから一瞬、Spotifyの再生画面が見えた。アーティストのジャケットをみて、相対性理論を聴いているんだと思ったら、自然と同じ音楽を聴いてしまっていた。私たちは今このとても小さな空間で違うイヤホンで同じ音楽を聴いていると感じたら、不思議な感覚になった。「地獄先生」聴いています、わたしは。

0607
銀座駅に歩いて金曜日を感じる。
みんな浮き足立っている。わたしも浮き足立っている。お店の外でタバコを吸う男女の距離感に、何かの予感を感じてそわそわしてしまう。銀座駅の出口に人が少ないところがあった。
急に駅の地下で何か起きてしまったような、起きてしまっているのかもしれない不安を感じつつ、すこしドラマやアニメの見過ぎだろう。階段を降りるとしっかり人はたくさんいた。

0613
鼻の奥が痛い。なんだかやる気はあるのに体が弱ったのか風邪ばかりひいている。私は仕事が早いが粗いと言われて、あっはっはと笑い飛ばした。だけど、みんな早くないと、遅いと言う癖に、わたしは要領が良くないのでせっかちになってしまって粗が見つかる。なんだか1人でやっていける気がしないなあと感じる日。

私は自転車を買おうと思って
「自転車買おうと思うんだけど、
 転ぶかなと思って悩んでる」というと、
「転ばないように乗ればいい」と言われて
転ぶ転ばないは注意してても
どうにかなるもんではないのになあ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?