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#017 子どもの宿題と生成AIと夫

先日、ゴールデンウィーク前に小学校からの宿題が童謡の作詞でした。コンクールにエントリーをきっかけに家族と一緒に話し合いの時間を設けましょう!というのが目的です。


作詞の宿題

正直、私は自分の中での考えを深めたりするのは得意ですが、子供に合った言葉で説明するのがとても苦手です。
私は過程を楽しむというよりかは、結果を求めてしまいます。
そして結論から何事も話をしてしまう。
しかし子どもにとっては過程も重要
今経験することは、ほとんどが初めてです。
過程を学ぶのが目的とも考えないといけない。
子供たちは考える過程も成長になるので、結果ありきではなくて、いろんな経験をさせたいと思っています。
しかし私にとって頭の回転を逆回転させないといけないので難しいと感じています。
小学1年生は任意だった為、小学4年生の息子のみが童謡作詞挑みます。
息子の反応は、嫌で嫌で仕方がない!と言う様子。
「本当に嫌なんだ。なんでこんな事しないといけないのか?意味なんてない!めんどくさい!僕にはできない!僕なんて・・・」
と何度も言います。

もう夫に任せました(笑)
横で観ていると、、、

夫のやり方

夫は具体的な内容の世界観や、作詞とは、童謡とは?を情報収集の為ウェブ検索します。そしてChatGPTに投げていました。夫なりに方向性を何パターンか見つけたあと、息子に投げかけます
生成結果は息子には見せません。
糸口が分かると、息子に響きやすい言葉で、引き出します。

ChatGPTから出てきたのが韻を踏むような歌詞がいくつかあったようです。
夫「楽しいもの、きれいなもの、この街で好きなものは何?最近見たものでいいと思ったものは?」何と質問します。
息子「この前虹が出てたんだ!」

夫「虹はどんなだった?」
息子「七色でキラキラしてた」
夫「じゃあそれでいいんじゃないの?」
夫「虹って虹って楽しいな。そこから始まってみようか」
息子「うん!虹がすごかったんだよー!あんなに大きくくっきりとした虹がすごいんだ!ワクワクした」とこの前見た虹の凄さを語らせるだけ、語らせて、つまづいてきたら、切り口を変えて質問を投げ続けてました。

この一連の流れを横でずっと見ていたのですが、世界観を広げるきっかけを作るのがこんなに上手にいつの間にかなってるのはなぜなんだろうって考えたらあれだと気がつきました。

指示出しの重要性

最近夫は生成AI画像にのめりこんでいます。隙があればはずっとやっています。
言葉1つでクオリティーの高い画像を作ることができると言うことに魅力を感じているようで、初めは簡単な生成を使っていたのですが、検索して検索して色々なもののサブスクリプションに加入し、違いを見つけて、解約して、もっといいものを作りたい!と追求し、日本語を英語に翻訳して、プロンプト指示をしている。
プロンプトが大事なんだ!指示の仕方を曖昧にしたり、前提条件をしっかりつけないと、うまく思ったものは生成されない。
指示出しを常日ごろしているので、これはもしかすると子供の宿題のサポートをするのにも生かされてるんだなぁというのが気がつきました。
指示出しができる人は、人間界でも、仕事でも子どもの宿題も一緒で、
指示を出しの精度の高さが社会人にとってのポータブルスキルって事のようです。

最終的には息子の童謡が完成し、
「僕は絶対に優勝がもらえるはずだ!50万の賞金を貰ってゲームに課金をする!」「早く結果が知りたい」というところまで息子の気持ちを高めて良いものを作り上げていました。

保護者からしたら骨の折れる宿題でしたが、嫌なことの中に面白さを見つけて、やり抜く方法を学ばせることができて感謝しています。

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