頭のいい女
Tinderで知り合ったその大手商社Mの、年下の男の子は、その夜だけで5回くらい「頭いいよね」と言った。わたしに。このわたしに。当たりめーだこら。わざわざ褒められたくもねーわ。はー。こうやってわたしはいつも「馬鹿な女は嫌い」なメンヘラ男たちをホイホイしてしまうのだ。まったく。やる気も失せるわ。帰る。そのマッキントッシュのコート、早く羽織りな。君が土曜日に仕込む複雑な肉のグリル?んなもん食うかよ。家で納豆食うわ。つーかせめて、この2時間のバー代くらい出せよ、やりたかったら。このやろう。払われてもやらねーよ。このやろう。
頭の足りない犬顔の巨乳。頭の切れる猫顔の貧乳。
極端な話、男の好みってこの二つに大別されるのではないか。わたしは当然後者だ。いや、そら、高校時代偏差値90まで出したことあるわけだから、ここで「頭良くないですよ」なんて無意味な謙遜はせん。頭はそれなりにいいし、回転も速いし、ビジネスヤクザの会社にいるからそれなりにビジネスの会話もできるよ。
しかしだな。やっぱり女の基本生存能力に「頭が切れてビジネスがわかる」は入っていないわけだ。だから、そういう「頭の切れる猫顔の貧乳」っていう、基本機能と真逆のスペックの女を好きになるマイノリティの男たちには、マイノリティたる所以があるわけだ。そう、どいつもこいつも、わたしたち「頭のいいメンヘラ女」さえも超える、こじらせ方。
これが世の頭のいい女たちが抱える葛藤、相克、宿命なのである。頭のいい女が好きな男にしか好かれないわけだけど、それがありとあらゆる不幸な行き違いの種になるよね~。なんか極論すぎて諸方面から怒られそうだけど、まーいっか。
こんな記事もありましたけど、
とかく「頭のいい女」ってこう、生きづらいのですよね~。
ほんとに”It's hard out here for a bitch.”ですよまじで。大好きリリー。
さて、全然面白いまとめにならなそうなので途中でやめよう。徒然なるままに書いたわ。吉田兼好もびっくりだよな。ただ管巻いただけだった。ああ。商社Mくん年収1500万だって言ってた。でも無理。だって、最中にいろいろ喋っちゃうタイプな気がするんだもの。わたし達する直前までなるべく黙っててほしい派だし。ごめん。普通の可愛い女の子をあたって欲しい。よろしく頼んだ。
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