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本日のレコード整理 2020.05.04.ー7インチ盤はお好き(5)=マーヴィン・ゲイ

コロナの影響で自宅作業が続いております。結局レコードをいじっていることにはかわりないのですが、いろいろ変調をきたしていることは否めません。調理をしないぶん手荒れがなくなったことは有り難いのですが、少し(…かなり)体重が増えているらしいこともあって、膝がひどく痛むうえに、どんどんカラダが固くなってきています。年齢が年齢だけに仕方がない部分もありますが、情けない状況です。

メンタルな部分では、先行きの不安が常に重くのしかかっていることは避けられませんが、ストレスをやり過ごす技には長けておりますから、なんとか踏ん張っています。しかしこれが長引くとさすがにシンドイですね。自粛の5月末まで延長もやむを得ないと思いますが、その辺で終わりが見えてこないと厳しいものがありますね。収入はゼロなのに固定費は出ていくわけですから、正直なところ長期戦は無理です。ウチなんぞ小さいほうでしょうが、大きい店はもっと大変なんでしょう。何とか頑張らないといけませんね。

ストレスをやり過ごす技はいろいろあると思いますが、私の場合は昔のことを思い出して、「よくここまで頑張ってきたな」と思うようにしています。そうすると、「もう少し頑張れるかな」という気持ちになってくるんです。それには子どもの頃に聴いた曲が有効というわけです。小学4年生のときに父親の転勤のため東京に出てきたのですが、小学校がどうにも好きになれなかったんです。不登校にはならなかったというか一日も休みませんでしたが、3年ほどはすっとんで帰宅してラジオで洋楽ばかり聴いておりました。

「ソウル・トゥ・ソウル」というラジオ番組にハマっていたこともあり、入口はソウルなんです。最初に気に入ったのは、マイケル・ジャクソンが歌ったネズミの映画「ベン」のテーマソングでしたが、この7インチ盤を東陽町のダウンタウンレコードさんで譲ってもらったときは嬉しかったですねぇ…。いまショップで売りに出している盤はその後に入手したものでして、譲ってもらった盤は家宝箱に入っております。

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他にはテンプテーションズが大好きでしたねぇ、「パパ・ウォズ・ア・ローリング・ストーン」とか。スタイリスティックスの「ユー・アー・エブリシング」とかも…、懐かしいです。

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ここにきて、通販サイトのデータ入力で懐かしい盤をチェックする機会が続いているのですが、「ダイアナ・ロスやマービン・ゲイなんかも好きだったなあ」としみじみしてしまいましたよ、ホント。ダイアナ&マービンなんて豪華なカップリングの盤もあったんです。スタイリスティックスのカヴァー曲「ユー・アー・エブリシング」は、アメリカではシングル・カットされなかったのですが、英国や日本ではそれなりにヒットしましたよね。

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どうしても古さを感じさせますね。ファッションとか、お化粧とか…。でもマービン・ゲイって今見ても格好いいですね。この辺のドーナツ盤は結構希少なのではないでしょうか?

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恐らく1968年の「悲しいうわさ」も劣らず貴重だと思うんです。ジーンズのCMでも使われ、人気曲だとは思います。でも、個人的には後々遡って知った曲であり、思い入れの強さが違うんですね。だからお値段もだいぶん違うと…。500円定価となると再発盤ですしね。そんなわけで、自分の思い入れの強さ、売りたくない度で価格が決まるという、しょーもないショップです。

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余談ですが、この曲、最初にレコーディングしたのは、スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズなんですけど、シングルカットしなかったんですよね。次に録音したのがマービン・ゲイ、それからグラディス・ナイト&ザ・ピップスの順なのですが、グラディス・ナイト達の方が先にシングルカットしてしまうんですよね。結果は3週連続2位という大ヒットです。その翌年に、満を持してマービン・ゲイがリリースし、7週連続No.1という特大ヒットとなったわけですね。…そんなにいい曲ですかね?私はその後の曲のほうが好きなので、思い入れが薄いんですけど…。まあ、こういった希少盤も売っております。7インチ盤のセレクトショップ、どうそお見知り置きを。



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