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7インチ盤専門店雑記046「ベスト・マン・イン・ザ・ワールド」

「ベスト・マン・イン・ザ・ワールド The Best Man In The World」アン・ウィルソン Ann Wilson (1986)

エディ・マーフィ主演の映画「ゴールデン・チャイルド」のサントラからシングル・カットされた曲です。この時期、ハートのアン・ウィルソンはサントラ攻勢をかけておりました。ラヴァーボーイのマイク・レノとデュエットした「オールモスト・パラダイス」は映画「フットルース」も大ヒットしましたし、曲も大ヒットしました。

1988年には、チープ・トリックのロビン・ザンダーとやった「サレンダー・トゥ・ミー」という曲がありまして、こちらは「テキーラ・サンライズ」という映画のサントラです。

まあ、「ジーズ・ドリームス」やら「アローン」やら、メタル・バラード・スタイルのヒット曲を連発していたハートのことも考えれば、ソロ活動もお盛んでよろしいのではという印象です。

さて、この辺が実に80sの空気感を纏っているように感じているんです。日本は特にバブル崩壊に向かってまっしぐら、その後の失われた30年なんて想像もできなかった時期、みんな楽しくやっておりました。その時代の空気感がエディ・マーフィーの笑い声やら、ロック・オムニバス的サントラと連動し、さらにこのスリーヴのアン・ウィルソンのように、バブリーな見た目とともに、盛り盛りで何だかいいんです。これぞ80sという気がするんですけどね…。いかがでしょうかね?


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