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清澄白河カフェのキッチンから見る風景 : カフェ・オーナーのルーティン・ワーク

お店が結構混んできて、かなり厳しい状況になっております。またまた今日も「行列ができる隠れ家カフェ」になってしまいました。スタッフを増やさないとそろそろ限界かもです。…でも世の中総じて人手不足、どうしますかね。コロナの影響もあって、カフェの経営環境は大きく様変わりしました。ウチはその分をすべてオーナーがマメに動くことで何とかやりくりしてますからね。やはり最大の影響は卸業者を止めたことでしょう。お米も肉も自分で買い出しに行きますから、体力的に相当キツイです。

ただこの点に関しては、食材のクオリティは上がっていると思いますから、悪いことばかりではありません。肉に強い小売店も野菜に強い小売店も判ってきましたし、自分の目でものを選んで買ってきますから、納得した上で仕込んでいます。ただ、安定供給は望めませんから、売り切れ御免は増えてしまいました。これも、その分鮮度維持になっておりますからね。いい面を見るようにしたいものです。

カフェ・オーナーのルーティン・ワークはおそらく相当の個人差があるものと思います。全部自分でやろうとするオーナーと、できるだけスタッフ任せにするオーナーでは全く違います。加えて自分の場合、ラジオ番組をやっていたり、アウトプット系は文字が多いもので、noteの文章を打っていることにもそれなりに時間を割かれます。ただ何度も書いているかもしれませんが、システム系の仕事も長いもので、入力速度はそれなりに速いもので、あまり時間をかけ過ぎないようにはしております。結果、誤字脱字のチェックをしてくれるカミサンに負荷がかかったりします。「追いつかない」とよく怒られます。

ラジオ番組も結果的にはカフェの宣伝になるでしょうから、疎かにはできません。もちろん疎かにするどころか、かなり頑張って選曲し、ラフ原稿も作ります。さすがにある程度は時間がかかります。それでも、昨日オンエアだったクリスティン・マクヴィの追悼特集を聴いても、この選曲ができる人間はそう多くはいないなと自負しております。なかなかお気に入りの一回になりました。やはり本当に悲しんでおりますから、じっくり選曲しました。彼女の声に癒されてきた方は多いことでしょう。あらためて振り返るには、いい一時間になったと思います。

激混みの土曜日の営業が終わると、文字通り立ち上がれないくらいに疲れております。しばらく横になってからでないと、動き出せません。翌日が定休日だからといって、定休日も必ず仕込みはあります。本当のお休みは年末年始とお盆だけです。カフェに居ないときも、銀行に行っていたり、買い出しに行っていたり、会計ソフトの入力をしたり、税理士さんと打合せをしていたり…、まあよく働くなと我ながら呆れます。…でもやりたくてやっているわけで、働き方の見本としては参考になるのかならないのか、微妙な線です。これでも、楽しんでいるんですけどね。自分の体力と相談したうえで、ということですね。目指すところはPPK、ピンピンコロリ。近い将来という気配も出てきましたか…。

当初は目標を立てず、次第に9割が潰れると言われる5年を目標にし、クリアした辺りで減価償却費がゼロになる7年を目標にし、次にコロナが終わるまではなどと思い始め…、結局まだやってます状態なわけで、正直なところ、目的地が無い状態です。10年まで頑張ってみますかねぇ…。来月で63歳になりますから、年金がもらえるようになるまでというのも、いい目標かなぁ…。まあ、もう少し遊びたいなという話ですね。


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