産後のエクササイズでご機嫌になれた

私は育休中(次女3か月。保育園に通う長女は2歳10か月)で、夫は在宅勤務中。

長女の夕飯〜風呂はだいたい夫にも手伝ってもらっているが、今週は5日間のうち4日間、夫に外せない用事があって、この時間がワンオペだった。わたしのおっぱいも枯渇する時間なので次女も黄昏泣きするし、一日の中で一番しんどい時間。今週が始まる前から憂鬱で仕方なかった。月曜、火曜をなんとか切り抜けて、夫が空いている水曜日。この日は手伝ってくれ夫と思っていたが、火曜日に長女とラーメン屋に行くという約束をしてしまったがために次女も連れて長女と3人ラーメン屋に。食べない長女と戦った(が、とても感動した日でもあるのでそのことはまたどこかで書き残したい)。木曜日も頑張って、今日が金曜日。今日はずっと楽しみにしていた産後エクササイズに行った。

これがとてもよかった。元気に育児するには愛情よりも体力、とインストラクターの先生は言い切り、メインは体幹を鍛える運動なのだけれど、そのあとにお互いコミュニケーションをとる時間があった。24時間前から今までの間に起こったことで良かったことをキーワードで書き出してください、と言われてざーっと紙に書き出す。私は言葉でコミュニケーションが取れるようになってきた長女との貴重なやりとりを逃したくなくていつもメモを取っているので、出てくるキーワードも育児に関することばかりだろうと思っていたが、長女に関することは書けた6つのキーワードのうち1つだけだった。一番に書いたのは昨夜お月見の満月が綺麗だったということで、長女うんぬんよりむしろひとりっきりでベランダに出てほっとしたという感情だった。ああ、わたしひとりの時間に飢えているのかなと新鮮な発見だった。

育児をしていると、やりたいことが最後まで遂行できない挫折感を一日中味わう。やりたいこと、って、自己啓発とか資格のための勉強とかそういう大きな目標じゃない。子どもが大泣きしてあと3枚だけ皿が洗えないとか、一瞬でも肩まで風呂に浸かれない(子どもを抱いて湯船に浸かるから)こととか、長女を風呂に入れているときにリビングで次女が大泣きするのでびしょびしょのまま何度も風呂からあがって様子を見にいくこととか、寝かしつけたあとにお茶を沸かそうとしたらお湯が沸騰するまでに子どもが起きてきて一旦火を止めてまた数時間後に再度沸かさないといけないとか、とにかくまとまってひとつのことをやる時間が全くない。が、エクササイズ後のコミュニケーションの時間で、そういう細切れの時間は脳を活性化させるのだとも教えてもらった。料理の段取りが良くなったでしょう?と。限られた時間で先を見越して何かをやるという力は今後、例えば職場に復帰しても生かせますよと言ってもらえて、ちょっと自信がついた。そういえば以前夫に混ぜご飯とサラダ一品作ってと頼んだら3時間もかかったことがある。翌日わたしは40分で4品作ったけど?

体力は温存できません、何もしなかったら筋力が落ちて余計に育児がしんどくなります、今日は運動して疲れたと思うかもしれないけど、きっと今日帰ったあとは家族に笑顔で接することができますよ、ともインストラクターの先生に言われた。奇しくも今朝、長女は膝が痛いと言い出し、夫が午前中に病院に連れて行き、午後はわたしが自宅で見ることになった。本来なら保育園でエネルギーを発散させてもらっている時間。わたしもエクササイズ後にのんびり帰宅するつもりが、午後いちから夫の仕事が終わるまで8時間ぶっ通しで二児の相手。が、自分でも驚くほど機嫌よく過ごすことができた(初めて長女に絵の具を触らせて長女が飽きることなく遊んでくれたから、というのもあると思う。それについてはこちら)。

そんなこんなで憂鬱だった一週間を元気に終えられた今週の自分を書き留める。わたしは感動しいで同時にすぐに落ち込むので、今日のご機嫌も明日はどうなるか分からない。でも、今日興奮するくらい幸せに過ごせたのでそれでよし。

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