長女3歳6か月〜7か月の成長記録

毎日ぐちゃぐちゃっと書き溜めている育児日記をひと月単位くらいでまとめたいと思っているのだけれど、日々めまぐるしく過ぎていて、座ってPCに向かう暇がない。かといって私はスマホで文字を打つのがとても苦手なのでキーボードでないと書く気が起きなくて。

3歳6か月から8か月になるまでの長女の成長記録。一人前にしゃべるのに、内容が現実のものとは限らないので、娘と話しているといつも夢を見ているような気分になる。新しいものを受け入れたり、受け入れなかったり、経験したことを強烈に覚えていたり。

できるところを見せたい/感情が豊かになる/知ったような口をきく

・パッションフルーツを食べて、美味しい美味しいと。

・私が甘夏を剥くと、横で見ていた長女は包丁を横に滑らせてざーっとまな板に残った水分をシンクに落としていた。私がいつもそうやるのを見ているのだな。

・朝起きて洗面所にこもり、突然かごの中の洗濯物を全部洗濯機に入れて「スイッチおすよー」と。ある日突然出てくるやる気、そして誇らしい顔がが可愛い。洗濯かごをひっくり返せるほど身長は無いので、どうやって入れたのかと聞いたら「こうやっておててでいれたのよ」とまた誇らしげに教えてくれる。

・遠方から父が来た。年に2,3回会えるくらいの距離だし口数少ない父なので、おじいちゃん子というわけでもないのに、父が帰るとき泣いた。「かえっちゃうのがだめ(帰ってほしくない)」のだと。この人は大事な家族、帰っちゃうのが淋しい、っていう感情をおじいちゃんに抱いていることにちょっと感動した。

・私がフェルトをかがっているとやりたいと。チャコで印をつけて並縫いをさせようと思ったが、裏から表に針を刺するのが難しいみたい。そりゃそうだ。裏にも印をつけるとうまくできたが、すぐ飽きた。縫い針よりもまち針のほうに興味を持って、針山に突き刺していろいろな立体をつくっていた。

言葉、文字

・「保育園で、カプラでみんな遊んでる?」と私が聞くと、「うんー、まあたのしそうにあそんでるかな」と。楽し「そうに」ってなんや(笑)

・道路に描いてある数字の「6」を見て「ろく?こっちからみると9」などと言っていた。文字に興味を持ち始めた。

・「これとこれ食べたら全部食べたわけだからアイス食べてもいいでしょ」「食べたわけだから」って…。

・はじめて自分の名前らしきものを書いた。なんとなく絵本で出てくると自分の名前の文字は形として認識するようになってきたけど、書いてみようと誘ったことはなかったので、自分でアウトプットしたことに大きな成長を感じた。

・「ありがとう」と言うのであまり考えずに「No worries」と言ったら、「なんでノーなの?」と言ってきた。

・私が「『ぼくは勉強ができない』の本読んだことある?」と夫に聞いたら、それを聞いていた長女が、「それは、ほんとうはおとうさんはしごとができない、って意味でしょう」と会話に入ってきて笑った。

・朝ごはんを食べているときに、「何飲んでるの」と長女が言うので「Coffee」と言うと、「コフィー、ってえいごでこーひーのことでしょ?」と言ってきた。自然に英語に触れさせる?はずが英語を学習言語として捉えている様子。でも、最近それでよいと考えるようになったので娘の分析を面白いなと思いながら見ている。

心に残る記憶/記憶と創作が入り交じる

・突然、「ねえ、またりょこうのおうちいきたい」と。4か月くらい前に鳴門にいったときのことを思い出しているらしい。渦潮を見たこと、海を見たことではなく、旅館の和室が印象に残っているみたい。でもまた別の時には、「うず」と言って渦潮の絵を描き始めたりする。

・寝る前に、ふいに「ねいきをたてていました」って何?と聞いてきた。「こういうふうにね」と私が目をつぶって寝たふりをしてスースー呼吸をすると、「ふうん」とのことだった。「どこで聞いたの?『バレリーナ・ドリームズ』?」と聞いたら、『いっぽ、にほ…』と。えここのところ読んでいない絵本だった。最後に読んだのは3週間ほど前か。本当か?と思って絵本を開くと最後のページに「ちいさな寝息を たてていました」とあって鳥肌が立った。音読しながらも、明日の段取りどうしよう、ごはん何作ろう、と心ここにあらずのことが多くてちゃんと内容を噛み締められないことが多い。そして覚えていないことも多い。でもまだ自分で読めない娘には私の読み上げた音がそんなに記憶に残っているんだな。

・大人がコーヒーを飲むとき、「これは大人の飲み物よ」と言うとそれ以上何も言ってこなかった長女だが、先日「でもね〜緑茶ものみたいんだ。紅茶もコーヒーも」と告白してきた。ああ、飲みたいと思っていたんだな。「じゃあこんどコーヒー淹れてあげようか。でも苦いよ」と言うと、ぼんやりした表情で不思議なことを言い出した。「でもねえ、おともだちがいってたけど、くだものとかはいったコーヒーもあるんだよ」と。「へえ、そうなの?」「うん」「のんだことあるの?」「うーん、ないらしい(らしい?笑)」「どこに売ってるの?」「ひがしやまこうえんのちかく。ぶーぶでいくのよ。」「どこにあるの?」「やまがたなをぬけて、はらっぱをぬけて、かどをまがってもうひとつまがったところ」。「やまがたなをぬけて」というのは、今読んだ『白雪ひめと七人のこびと』でりょうしが白雪ひめを殺そうと「山刀をぬい」たところのフレーズだな。「はらっぱをぬけて」というのは、『ちいさいモモちゃん』で出てきたいくつかのフレーズを組み合わせたな。絵本の中の表現を勝手に取り込んでいる。そして「ひがしやまこうえん」は近所の公園の名前でも何でもないのだけど、平然と話すのでどんな夢の世界を生きているのかと頭の中を覗きたくなる。

・不思議なことをいうので、なんとなくまた胎内記憶を聞いてみた。「おぼえてるよ」と。「けっとばしたの」と言うが、これも『モモちゃんとプー』に出てきた「ぽんぽのあかちゃん」というお話を今読んだからだと思う。「生まれてきたときどんな感じだった?」「ママがだいすきだったからわらってた」「それでどうしたの?」「おっぱいのんだの」うんうん、それは事実だ。カンガルーケアで飲ませてもらった。「どうやって飲んだか覚えてる?」「ほにゅうびんでのんだの」あ、そっちの記憶か(笑)いろいろ聞いていくと、「ミルクがおいしいなっておもっちゃったの」「おっぱいよりもミルクがおいしかった?」「うん、ミルクとかおかゆとか‥」おかゆはまだ食べてないだろ、と心の中でつっこんだ。

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