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どうしてベトナム人スタッフは大事なときに会社を休むのか



こんにちは、かいとです。
ベトナム人でよく会社を休むスタッフがいますよね。
特に、大事なときに休むことが重なると
「なんで、あいつまた休んでんだ!?」
と思った経験がある人も多いはずです。
僕の直属の部下は6人いるんですが、今週は6人中2人が長期休暇をとっていました。
しかも、土曜日なんて2人しか出勤していません。
もはや学級崩壊状態です。
でもベトナム人を雇って仕事していくなら、それくらい覚悟しておきたいですね。
今回は彼らがよく休む理由と対策について考えていきたいと思います。
ベトナムは祝日が少ない

そもそも、ベトナムは日本と比べて圧倒的に祝日が少ないです。
旧正月(テト)休み以外は長期休暇がありません。
ですので、旧正月以外の時期でも里帰りしたい時は、3日~1週間くらい休むスタッフがいます。
それは良いと思うのですが、日本人にとって困るのは、事前相談がなく、1週間くらい前にいきなり休みたいと言ってくることです。
「もっと早く言えよ」
と思うのですが、彼らは決まったことを報告しているだけなので後の祭りです。
もしそれが困るようなら、長期休暇を取る申請を早めに出す仕組みを作ることですね。
産休と育児休暇

女性の産休は意味はわかります。
しかし、日本人からすると理解できないのが、奥さまが出産したからといって、パパの方が1週間休むことです。
もちろん、出産後はいろいろと大変なので数日休むのはわかるのですが、
「1週間も休んで何してるんだ」
って思いますよね。
でも、出産は大事なイベントなので優しく見守ってください。
少し話は変わりますが、
「学校を休ませて、子供を海外旅行につれていくこと」
についてあなたはどう思いますか?
僕はアリです。
学校へ通うことは大事ですが、もっと大事なのは子供の教育です。
どうせ忘れてしまう受験のための勉強に1週間を費やすよりは、一生の思い出に残る海外の体験をさせることのほうが大事だと考えるからです。
これについては、賛否両論あると思いますが、「ベトナム人の働き方も似たような考えにもとづいているのかな」と思うわけです。
責任をとりたくないから休むことも

ストレスがかかるのが前もって分かっている場合、その日を休むスタッフがいます。
大事な判断とかしなければならないときですね。
自分の責任にしたくないので、休んで他人任せにします。
これは論外で、そういうスタッフには長くいてもらわないほうが良いですが、ベテランスタッフほどその傾向があります。
長時間労働で稼ぎたい人も多い

事務職のスタッフは短大もしくは大学出のいわゆるエリートです。
それなりにお金がある家庭で育ったスタッフも多く、労働時間をお金に替えるよりも、自分の人生を楽しむことを重視するわけです。
一方で、とにかく稼ぎたいから、長時間労働をしたがるスタッフもいるわけです。
特に田舎からでてきている工員さんとかはその傾向が強いです。
稼ぎたいから残業の多い会社を選んで就職します。
工場で働いて残業まですれば、昼食と夕食の食費がかかりません。
これは企業にとっても工員にとってもウィンウィンの状態です。
がんばって働いてくれる工員さんが長く働いてくれたら、幹部に取り立てるというのもよくある施策ですね。
問題なのは日本人とベトナム人の考え方の違うこと

上で見てきたように、ベトナム人と日本人では仕事や休みに対する考え方が違います。
よく休むベトナム人に対して怒るよりも、次から怒らなくて済むような仕組みを考えましょう。
仕組み1

スタッフがいきなり休んでも困らない状況にしておく。
僕がとっているのはこの方法で、対外的には仕事がいっぱいのようにみせかけておいて、ある程度余裕(バッファ)を含んでいます。
ですので、2人のスタッフが1週間くらい休んでも困らない程度の仕事量に調整しています。
本当に足りなければ、人を増やせばいいですが、常にフル稼働というよりは80%程度の状態にしておくこと。
仕事が多いなら、仕事を選ぶ権利もあるはずなので、いっぱいいっぱいにならない程度に受ける仕事を調整することも大事です。
仕組み2

日本人の働き方を理解してもらう。
考え方のが違いから生まれる弊害なら、考え方を改めてもらえばよいのです。
しかし、自分で教育しようとしてもなかなかうまくいきません。
そういうときには外部で教育してもらう方法があります。
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一番やってはいけないのは感情的に対応することです。
ダメなことがあるなら、うまくいくための仕組みを創ることを考えてみてください。

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