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信頼とデジタル 信頼を生むのは自分だというお話。

Q?:DXって何のためにやるの?
A?:信頼を構築するため

信頼とデジタル 顧客価値をいかに再創造するか
三品和広、山口重樹
を読みました。

三品和広は「戦略」を主に研究をしている方です。
著作も戦略に関するものが多いです。

起業家でもないし、
雇われている会社員だから関係ない。
そんな風に考えがちです。

しかし、その戦略を最終的に実行するのは
「普通」の会社員です。

そうでなくても
自分がどのように働いていくか
という戦略を持っていくことが重要になっている
と思います。


信頼ってどういうこと?

いわゆる大企業が受難の時代です。

大企業に就職すれば安泰という時代は過去のもの。
栄華を誇った大企業も収益悪化に苦しみ、
事業の再編、切り離しを繰り返しています。

これまでは「大きい」ということにより
様々な優位を生み出してきた企業。

その優位が失われていく中、
今後の企業価値は信頼へと変わっていく。

信頼は実績から生まれるもの。

実績とはデリバリーとリカバリーの繰り返し。

これが、この本の主題です。

なぜ、信頼が必要なのか?

「大きい」ことが優位を生み出してきた時代。

大異企業衰退の原因は主に4つ。

  1. 大企業のスピードの低下

  2. 競争優位を無効化するアンバンドリング

  3. テクノロジーの民主化

  4. 悪化し続ける大企業病

では、どうしてこのような衰退が起きたのか?
その原因をデジタルエコノミーの3つのドライバーとしています。

  1. あらゆるところに市場を作り出す

  2. 不確実性をビジネスチャンスにする

  3. 新たな製品・サービスの原材料となる

端的にまとめると以下の一文になります。

3大ドライバーにより大企業が衰退するとともに
新たな企業が生まれてきている

だからこそ3大ドライバーを活用して、
信頼を得ていく必要があるということです。

じゃあ、どうすればいいのか?

企業が信頼を得ていくために「変化」していく必要があります。
つまり「全員」が変化していく必要があるということです。

どのように変化していくか?

デジタルの力を活用して
デリバリーとリカバリーを繰り返す。

どんなにデジタルが進化しても、
いや進化したからこそ、
人と人との関係が最も重要になっていきます。

なぜなら企業にしろ、そこで働く人にしろ、
評価をしてくれるのは、周囲の人。
信頼をしてくれるのは、周囲の人。

全ては周囲の人が重要だからです。

そんな今日この頃。

「紙1枚」

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個人レベルの信頼という点ではこの記事。

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