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ARC'TERYX(アークテリクス) Beta LT を購入した

ついに買ってしまった...

兼ねてからいつか欲しいと狙っていたアークテリクスのシェルジャケットである。品質の良さでの評判も高いが、値段も同じく高いという代物。

アークテリクスとは

ARC'TERYXというブランドについては各所で書かれているので、ここでは僕が一番参考になった(なぜ高いのか納得した)動画を紹介する。

登山ブランドではあるが、この始祖鳥のロゴは街でも見かけることも多いと思う。自分は BEAMS などのセレクトショップで取り扱っているのを見て、その値段の高さに引いた記憶がある。その洗練されたデザインは他の登山ブランドとは違う印象はあり、「かっこいいけどやけに高い」という位置付けだった。

ある日 Youtube で上に貼った説明動画を見て、具体的にどう優れているのかを知ることができ、価格に対する納得度が上がった。と同時にブランドに対する好感度も上がったのである。

それまでただの高級ブランドとしか認知していなかったところに説明がつくことにより、より身近に感じたし、今ふりかえると今回購入を後押しする理由になっていた。(ただ動画を見た時は1年ぐらい前なので、これを見て今回購入を決めたわけではない。)

今回購入にあたり、他にも動画を参考にしたが、その中でもアークテリクスの中でゴアテックスという生地がどう使われているかなどわかりやすかったのがこちら。

購入した理由

僕は日頃断捨離を進めていて、ワードローブは整理対象の筆頭である。

① 兼用できる
② 長く使える
③ 所有欲が満たされる(≒ お気に入りである)


という条件が揃えばある程度の投資はするつもりである。今回はこの3点に見事に合致しており購入に至った。

① 兼用できる
アークテリクスのジャケットは、山岳はもちろん街着でも着用していて違和感がないため、両方で活躍する。原則として新しい服を買うときは、古い服を1着以上捨てるルールとしている。今回のシェルジャケットは中途半端に用途が重なっていた服を統合することができるので、2着以上捨てることができるのだ!

② 長く使える
耐久性が高いことや保証がしっかりしている。例えばアークテリクスの場合独自の修理補償サービスである BIRD AID というものがある。できれば使わずに過ごしたい。

③ 所有欲が満たされる(≒ こんまりメソッド)
冒頭のブランド説明のところにも書いたが、ブランドのコンセプト含めて好印象であった。無駄なものがなく細身のデザインで、カラー展開も目を引くものが多い。洗練された感じだ。

ネックは価格であったが、①②の理由により相対的にコスパが良くなっていることや、高価格に対する納得度が上がったことによりクリアされた。出番が多くて長く使えるということは、減価償却の概念で一度の着用をするにあたる単価もだいぶ下がる。スリーシーズンに対応して趣味(登山)と街着を着用できるのであればもう実質無料だ。そう、高級キーボードで有名な HHKB と一緒である。

ちなみにきっかけは結構些細なことであり、アウトドアのお店でなんとなく試着してみたことである。ここで小さな火がついて、家で色々調べているうちにはもう心はキャンプファイヤーになっていた。

何を選んだか

両方に使えるといってもアークテリクスの全ての商品が対象なわけではない。山岳とタウンユースをバランスを考えると、以下の二つに絞られた。

ベータLT と ゼータSL である。
うーむ。いまだにどっちがどっちか混乱するほど品名が分かりづらい...

ちゃんと法則はあるので、整理できてしまえば問題ないと思うのだが、これはブランドが好きな人(または仕事上必要な人)でないと、直ぐにどの製品かピンと来ないんじゃないだろうか。

いろんな場所で説明がされてるので、ここでは僕が一番参考になった動画を紹介する。2021年春夏モデルかつゴアテックスを使用したモデルをマトリクスにした表である。リンク先をその説明をしている場所に指定しているつもり。

このマトリクスを参考にすると、最初に述べた山岳とタウンユースをバランスよりベータLTとゼータSLが候補に上がる。

アルファARもちょっと考えたけど、ポータビリティも欲しいのと、初のアークテリクスジャケットとしては投資額のリスクがあると思い控えた。

結果、何を選んだかというと、タイトルにある通りベータLTである。
理由は以下の通り。

・インナーダウンを併用して冬でも使いたい
・将来的にヘルメットを利用した登山がしたい
・ノースフェイスのクライムライトジャケット(ゼータSLに近いジャケット)を持っていたが、意外と出番が少なかった
・耐久性も欲しい

あとは店頭で両方試着したが、ベータLT の守られている感もあり悩むことなく決まった。

サイズの選択

多くのアークテリクス紹介動画でも指摘されている通り、サイズは注意ポイントである。カナダのブランドということもあり、日本のサイズよりも一つか二つほど下を選ぶ事になる。普段日本メーカーのサイズ L を着てる人は、アークテリクスで同じようなサイズ感だと M か S が妥当だろう。

僕の場合(168cm/55kg)は実際に店頭で試着して決めることができた。サイズとしては S か XS になるのだが、インナーダウンを考慮しても XS で問題なさそうだったのでそうした。

S サイズでもビッグシルエットといえばそうなのかもしれないが、そもそもアークテリクスに求めていたのは無駄がないところや上品さであったので、サイズは適正とした。ちなみに S を着て腕を下ろすと、袖口から指先が少し見えるぐらいである。ここに萌え要素はいらない。

一番悩んだカラー

長く書いてきたが、モデルとサイズは結構すぐに決まった。あとはカラーである。

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ref. https://arcteryx.jp/products/26844?variant=40466335269059

今出ているラインナップは5色あり、最初に絞り込んだのは

・ブラック
・Tatsu (オリーブ)
・Timelapse(ブルー)

とした。ビジネスでも使えるブラックは大変人気らしく、在庫も少ない。ただ僕の場合はパンツが黒いことも多いので、全身黒はちょっとな、ということで除外した。あとは Tatsu か Timelapse となるが、これは店頭で実物を見て決めることにした。

なお、カラーで一番参考になったのはこちらの動画である。

この動画で見ると色味が非常に良くて、2択と思いつつもほぼ Tatsu だなと思いながら店頭に向かった。

で、実際に店頭に行ってみるとサイトには載っていないカラー展開があったのである。まじかよ...

話を聞いたところ 2021年の春夏にでたカラーだったらしく、それが残っていたのである。その残った中でも気に入ってしまったのが「Fortune」という(ざっくり言えば)ネイビーカラーだ。あくまで色違いということで機能面では全く同じとのこと。

事前に悩むことができない選択だったので、店頭で Fortune と Tatsu を何度も交互に着て判断することにした。Tatsu の明るくも落ち着きのあるグリーンも良いし、Fortune の上品さと長く使うにあたりネイビーという定番カラーであることも捨て難い。

もはや自分でも決めることができず店員さんに背中を押してもらう形になった。決め手は以下の通り。

・Tatsu のカーキ色はアークテリクスの中でも定番で、他でも使われていたり再販したりする、一方ネイビーは商品後に微妙に異なり、この色が気になったなら選ぶ方が良い
・Tatsu は明るめということもあり意外と汚れは目立ちやすい

ということで Fortune を選んだのである。店員さん、長々とありがとうございました...選んだのは Fortune だが、Tatsu の落ち着きがありつつも華やかになるイメージは未だに心惹かれている。

終わりに

ということで僕のアークテリクスジャケットを購入するにまで至る一連の流れをまとめてみた。もしこれから購入を考えている方がいれば、やはり店頭に行ってみることをオススメする。サイズ感の確認はもちろんだが、今回のケースのように思わぬ出会いがあるかもしれない。


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