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持ってるカメラの話

先日、Twitter のタイムラインにこれが流れてきました。

FUJIFILM さん創立88周年とのこと、おめでとうございます! :tada:
1934年1月20日 が創立日みたいです。沿革ページや Wikipedia を眺めながら思いを馳せたりしました。

なぜ記事にするほど反応しているかというと、去年 2021 年に FUJIFILM カメラを使い始めてかなり気に入っているからです。もし 2021年買ってよかったものランキングを作るならば 1 位にしています。それもぶっちぎりの。

なお、カメラについて語る記事にはなっていますが、僕自身は全くカメラは詳しくなく、真剣に勉強したこともありません。ムック本でまとめられているような一眼カメラの使い方などを一通り目を通したレベルであり、ただ写真を撮るのが好きなだけです。(以上予防線)

買い替え理由

FUJIFILM 前は、Canon の EOS M6 Mark II というミラーレス一眼を使っていました。レンズは同じくCanonから出ている EF-M32mm F1.4 という単焦点レンズで、小さくて持ち運びも楽だし、画質としては僕の使い方(家族の思い出・たまに登山)では十分すぎるほどでした。

…十分とはいえ、以下に挙げるような不満な点が徐々に積もり、次のカメラを探し始めたのです。

  1. EF-M マウントに未来が見えてこない

  2. 割り切っていたけどファインダーがないのは寂しい(別売りで外付けファインダーがあるけど折れそうで不安)

  3. EOS M6 Mark II で設定できる画像フィルターが好みではなかった

  4. 手に馴染まず誤操作をしてしまう(ポータビリティとのトレードオフだけど小さすぎた)

1,2 は買う前から覚悟していたのですが気持ちが大きくなってしまった点、3,4 は使い始めてから気づいた点です。

特に画像フィルターに関しては大きく、EOS M6 Mark II の一つ前に持っていた RICHO GR3 が関係します。

GR3はイメージコントロールという機能を持っており、カメラ内で彩度やコントラストなどが調整されたものがプリセットされており、これを選んで好みのテイストで写真を保存することができました。この機能が非常に良くてカメラを撮る楽しみにもなっていたのです。画質や色調に強いこだわりがあるわけではないので、保存した画像を調整することなく気兼ねなく撮り溜めていました。

一方、EOS M6 Mark II にもクリエイティブフィルターという同等の機能があるのですが、これがどうにも好みと合わず使うことはありませんでした。必要に応じて保存した写真画像を編集はしていたのですが、ライトユーザーな自分は編集を楽しむところまで至らず、ひたすら作業と化していたのです。脳死で「Google Photo の 編集 -> 自動」を選んでいたほどです。

FUJIFILM X-S10 を知る

以上のような決定的ではないにせよいくつかの小さな不満がある中で、細々と次のカメラを探し、FUJIFILM に辿り着きました。候補には Olympus OM-D E-M5 や NIKON Z fc などありましたが、最終的にはフィルムシミュレーション(ざっくりいうとカメラ内フィルター機能)が決め手となって FUJIFILM を選んでいます。

さらに FUJIFILM の中でも X-S10 を選んだのはサイズと持ち感です。登山でも使いたかったので防塵防滴のついた X-T4 がよかったのですが、実物をみると想像以上にデカい、重い。その点写真性能自体は同じでコンパクトになったX-S10は防塵防滴を除く他のニーズを全て満たしていました。ボディ内手ぶれ補正もついてるし。

店員に相談したら「防水カバーしとけば一緒だよ、ガハハ(意訳)」と仰っていたのでそれもそうだなと考えました。というか登山中雨が降れば防水のカメラバッグにしまえばいいのです(雨の中写真を撮ることはない)。

FUJIFILM X-S10 使ってみて

まず、買い替え理由で挙げた不満点は全て解消しました。特にフィルムシミュレーションは期待以上で、写真を撮るときの楽しみが増えた上に保存後に編集する手間が無くなったのでギャップが大きいです。マイナス要素がプラス要素になったのですから。

実家に帰って親戚が集まった様子をフィルムシミュレーションの「クラシックネガ」あたりで撮るとノスタルジックでエモい感じの写真(個人の感想)が撮れます。これには妻も満足です。家庭内プレゼンして購入したので本当に良かった。これで価値を認められないと次回以降のプレゼン説得力が落ちてしまうところでした。

マイキャメラ

また、FUJIFILM のクラシックカメラのような見た目が好きになれるか不安でしたが、これは杞憂であり今では(今のところは)気に入っています。

この X-S10 は一般的なミラーレス同様、撮影モード切り替えがダイヤルとなっていますが、他のモデルだと ISO や露出がダイヤルとして存在しており初見ではクラシック感が強く遠慮していました。しかし魅力に気づいた今ではかなり興味を持っています。とはいえ、そうそうすぐには次のカメラに手を出すわけにはいかないのですが…

ストラップは NINJA STRAP、ストラップパーツには Flextop というのを使ってます。以前はよく見るピークデザインのアンカーを使っていたのですが、どうにも見た目がボテっとしているなと思っていたところに見つけたのが Flextop です。

Flextop のストラップの先端幅が9mm以下と指定があり、NINJA STRAP は 10mm なので 1mm オーバーしてるのですが、問題なく使えています。

選んだレンズ

は、XF16mm f1.4 です。これ一本のみ。
選定にあたり富士フイルムが提供している以下のサイトが大変参考になりました。作品結果を見て最も自分が汎用的に使えると判断した結果です。

XF35mmF1.4 R が人気のようなので次はこのレンズを狙っているものの、日常の思い出記録としては 16mm で十分満足しています。ホクホク。

撮った写真

全部撮って出しです。フィルムシミュレーションに何を選んだかは忘れました。

アイラインを引いたような目の黒い部分が好き
いつもの場所
イルミネーションの反射が幻想的やん
登山にも連れていきます
すみだ水族館にて、水槽越しにこんな撮れるんだと驚いた
年始の海
謎のポーズ
光の反射が気に入っている

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